北京及び遼寧茶旅2019(1)北京にて

《北京及び遼寧茶旅2019》  2019年12月10日-22日

10月Hさんに誘われて北京に行った。それはイベント準備の手伝いだったが、そのイベント本番が12月にあり、そこにもお呼ばれした。一行は香港から北京入りするのだが、私だけ東京から向かった。更にイベント後は秦皇島、営口、瀋陽などを回る予定を立て、2年連続極寒の東北へ向かった。

 

12月10日(火)
北京へ

昨晩名古屋から戻り、荷物をまとめた。東京が寒いと言っても10度以下という程度だが、北京更には瀋陽となると、氷点下10度台は覚悟しなければならない。しかし荷物が多いのも動きにくいので、少し悩む。北京の天気予報は零度前後で温かいようで、東京も昼間は10度以上あったので、余り厚着をせずに出た。

 

空港もそれほど混んでおらず、スムーズだった。エアチャイナの食事は和のテーストでまあまあだった。北京空港に着くと、飛行機を降りたゲートの所にホテルの人が待っていた。今回はまさに特別待遇、ホテルカーで送ってもらえたのだが、まさか飛行機を降りたところから先導が始まるとは思ってもいなかった。またこのようなサービスがあることも知らなかった。そして空港の外へ出ると、車が待っており乗り込んだ。

 

さすがに渋滞があり、1時間半ほどかかってホテルに到着する。香港から来たHさん一行は団体だったこともあり、かなり予定より遅れて到着していた。ホテルに入る時、スーツケースをボーイが持ってくれたのだが、何と取っ手が壊れてしまった。バンコックで買ってわずか半年のイタリア製。壊れるにしてもちょっと早過ぎだろう。直ぐに専門の人が派遣され、修理が行われた。この辺は五つ星ホテル、手際が良い。

 

既に夜7時を過ぎており、レストランへ行くと、明日のイベントのためのミーティングを兼ねて夕食が始まる。私は立派な海南チキンライスを食べる。主催者はかなり緊張しており、色々と細かい心配をする。普段は大雑把に見える中国人だが、オーナー絡みの大イベントとなると話は俄然違ってくる。

 

その後、一行はホテルのバーに移動して、練習を兼ねてスタンダードジャズを演奏した。これが思っていたよりもずっと上手で驚く。特にインド系女性のクラリネットは目を引いていた。思わず体を揺すって聞き入ってしまった。バーの客も突然現れたバンドに拍手を送っている。自分の好きな曲をリクエストする輩まで出てきて、盛況に終わる。

 

12月11日(水)
イベントにて

翌朝朝ご飯を食べに行ったが、メンバーは誰もいなかった。若者が多く、遅くまで起きていたらしい。私はショッピングモールの茶荘へ行って茶を飲み、それからモール中心部へ向かった。そこでは昼の準備が進んでいた。ここでもジャズの練習会が行われる。折角だからと、モールに一番人が集まるランチタイムに行われた。ジャズをあまり知らない私でも知っている名曲が次々に流れ、思った以上に中国人が足を止め、聞き入っている姿があった。中には子供と踊り出すおじさんまでいた。如何にもジャズが好きなんだと思われる若者もいた。

 

昼ご飯を食べたら、すぐにイベント準備となる。今日は香港の某企業の開業50周年記念パーティーがあり、そのレセプション時に、またジャズが流れることになっていた。初めはちょっとしたパーティーかと思っていたのだが、ふたを開けてみると500人を超える参加者があり、ボールルームは大盛況。その中で、約2時間に渡り、お客さんを迎える演奏をしたバンドはエライ。というか、休みなしでこんなに長く演奏できるなんて、何ともすごいスパルタ練習会だった。

 

パーティーにも参加させてもらったが、ご馳走がどんどん出てくるが、従業員や子供たちの合唱などもあり、企業オーナーの人となり、そして企業の歩みが分かり、とても興味が沸く。ここには中国各地の企業スタッフ・関係者が多く集まってきており、82歳のオーナーは2時間余り殆ど立ったまま、一緒に記念写真を撮ったり、挨拶を受けている。この年齢でこの対応は正直凄い。経営者とは大変なのだ、きっと。

 

更には二次会もあるというので、昨晩のバーへ行ってみると、既にオーナーや親族が奥に座っていた。そこへ大勢の人々が引っ切り無しに訪れて、再度お祝いを述べ、何やら話をしている。我々は特に用事はなかったので、すぐに退散して部屋で、ふろに入り、大いにくつろいだ。

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