名古屋茶講座の旅2019(1)名古屋で

《名古屋茶旅2019》  2019年12月7日-9日

4日前に九州・大阪の旅から戻ったが、すぐにまた名古屋に向かう。お声がかかるのは何とも有り難いことであり、出来る範囲で希望には応えたいと思っている。名古屋は今年2月に伺ったばかりではあるが、話したいことも増えてきているので、若干無理な日程の中、出掛けていく。

 

12月7日(土)
名古屋で

4日前、新幹線で大阪から東京に向かう際、名古屋を通過した。本当はここで降りたかったが、そうもいかずに通り過ぎたので、もう新幹線で名古屋へ行く気はなかった。静岡にも用事があったが、タイミングは合わず来年に持ち越し。それではと、昼間のバスで向かうことにした。バスは空いており、ゆったりと座って行けた。

 

バスタ新宿を昼に出たバスは、途中2か所で休憩して、夕方6時前に名古屋駅に到着する。普通の人なら、日中に5時間以上かけて移動するのは無駄に思えるだろうが、旅が専門の私にとっては、料金は新幹線の約半額で、色々と景色も眺められるので、悪い話ではなかった。天気の良い冬は特に富士山がきれいに見える。今日は土曜日なので、サービスエリアも賑わっており、土産や食べ物なども少しチェックする。

 

JRバスは名古屋駅脇に到着するから移動に便利だ。本日予約したホテルまで歩いて5分、ここは今工事中であり、料金は比較的安かったが、部屋は非常に狭かった。まあ、寝るだけなら問題はなく、テレビでもあれば退屈も凌げるので良い。電気ポットがなく、湯は給湯器で汲むのだが、紙コップなので持つのが熱くてちょっと面倒だった。

 

名古屋駅でIさんと再会した。今年2月に犬山市に彼を訪ねて以来だった。香港で一緒だったのは、もう25年も前になる。北京で再会したのも20年も前になる。その後も断続的に連絡が続いていたが、最近会う頻度が上がっている。今回はもう一人の香港仲間のUさんと3人で、と思っていたが、それは叶わず次回に持ち越し。

 

Iさんが予約してくれた駅から歩いて5分ほどのビルの上にある居酒屋に入り、四方山話に花が咲く。この居酒屋、食べ物は悪くないのだが、何だかすごく混んでおり、厨房も接客も明らかに手が回っていない状態だった。我々が注文した鍋は味がないな、と思いながら食べていたら、若い店員が『これを忘れた』と言って、つゆをポンと置いて行く。すみません、の一言すらない。何だかな、もう少し言いようもあるだろうに。近頃の若者は、などと言うつもりもないが、おもてなし日本はすでに過去のものではないだろうか、とふと思ってしまった。

 

12月8日(日)
茶心居で

翌朝は、朝ご飯を食べに、宿近くのコメダ珈琲に向かう。これまで名古屋には何度も来たが、恐らく名古屋のコメダに入るのは初めてだろう。日曜日のせいか、それほど混んではいない。駅近いこともあり、外国人観光客がチラホラみられる。そして店員は殆どが外国籍だと思われる。

 

コメダに来たのは先日台北のコメダに入ってみたので、その違いがあるかどうか確認する意味もあったのだが、違いは殆どないように見えた。珈琲の味も特に変わらない。料金は台北の方が少しだけ安いかもしれない。小倉トースト、これはやはり美味いように思う。時間があれば、ここでダラダラしていたかった。

 

2月も開催された名古屋、茶心居での講座。これまでは公民館を使用していたが、今回は茶心居の新店舗が会場となった。私は行くのが初めて。前の店舗ともそうは離れていないと聞いていたが、検索すると一番近いのはJR中央本線に乗って行くと出ている。これまでは地下鉄かバスだったので、ちょっと意外な展開。しかも地下鉄よりJRの方が安いらしい。

 

名古屋駅からJRに乗り込む。日曜日だからラッシュはない。千草という駅まで行く。駅前を歩いていると、元祖台湾カレーの文字が見える。台湾カレー、初めて見るネーミングだ。名古屋には奇怪な台湾ラーメンなる、台湾にはない辛いラーメンがあるが、カレーまであったとは。台湾のカレーは日本からの輸入品が始まりだと思うのだが、どうだろうか。そういえば、台湾うどんという看板も目に入った。正直名古屋では『台湾と付ければ何でもよい』という風潮でもあるのかと、ちょっとびっくりする。恐らく台湾人もビックリだろう。

 

歩いて10分ほどの住宅街の一角に新店舗はあった。前の店と異なり、一見ここはお茶屋かと思う作りであり、お茶や茶器もあまり並んでいない。店主Tさんによれば、どちらかと言えばイベントスペースとして使っていきたいらしい。10数人は入れるので、確かに勉強会などには適しているかもしれない。ただ日が当たる時間帯はシャッターを閉めるので、秘密結社感もある?

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