中国鉄道縦断の旅2015(8)武漢長江大橋を渡るも

1221日(月)
武漢へ

 

翌朝はゆっくり起きて、朝食を食べる。9:15にホテルをチェックアウト。現金をセーブするため、昨晩曲がってしまったATMカードで決済を試み、何とか払えた。これからはカードで支払いができる場所は全てこれで支払うことにする。人などいないと思っていた赤壁駅だが、意外と多い乗客がいた。

 

10時発の武昌行きに乗り込んだが、なぜか満員。後で見ると、2号車以降は空いているので、切符の売り方でそうなってしまったらしい。旅慣れたS氏などはすぐに移動するし、Nさんはカメラマンだから常に動いていて、1号車からは姿が消えていた。さすがだ、これは立派な仕事なのだ、私以外は。

 

途中でという場所を通過した。そこには茶畑があるようだった。初めて聞く地名だが、武漢に近づいても、茶畑があるというのは、この付近が100年以上前に一大茶産地だったことの証ではないだろうか。当然武漢に近い方が輸出、輸送にも便利な訳だから、あたり一面が茶畑になっていたということだろう。今回は見られなかったが、次回は必ず身に来よう。

 

5. 武漢
長江大橋を渡るも

 

11:30に列車は何事もなく武昌に着いた。もう明日のチケットは買われているので、ここでの1泊は決定しており、駅前でホテルを探す。駅横に簡易ホテルがあるのを見つけて飛び込む。2段ベッドが入った3人部屋があり、238元。部屋に入ると、何とドラえもんの絵が貼ってある。ここは若者向けの宿だった。

 

俗に武漢三鎮、武漢には大きく3つの街がある。武昌から漢口へ、地下鉄でも行けそうだったが、なぜか歩き始める。宛は何もない。何となく長江を目指しているようだ。昼時なので名物、熱干麺を食べてみるため、チェーン店に入る。ゴマダレ味で、小麦粉の味がした。11元。横で定食を食べている人のご飯の盛りがすごい。

 

更に歩いて行くと向こうの方に黄鶴楼が見えてくるではないか。道が北京並に広く、歩くのが大変。実は私が武漢に来るのは28年ぶりのこと。その時黄鶴楼には登った記憶があり、懐かしい。だが近づいて見てびっくり。入場料80元は何とも高く、断念。その横の寺を見ただけで去る。中国の観光地の入場料、何とかならないのだろうか。

 

その先には長江大橋があり、徐々に橋に差し掛かっていく。1957年完成、全長1670m、長江に最初に架かった大橋だ。靄がすごい。風も非常に強く感じられる。ロシア、当時のソ連の技術支援を受けて、上が道路、下は鉄道という二層式で作られた。少し歩いて行くとロシア風建築があったので、そこで小休止。

 

S氏はこの建物に興味を持ち、まだ橋の4分の1ぐらいの場所なのに、階段を下りて行ってしまった。下には見学室あり、建設当時の資料や写真が飾られていた。これがどれだけの難工事であったかを物語っており、武漢とソ連の結びつきの強さが感じられる場所だった。 非常にクラシックなエレベーターで下に降りる。2元。

 

川沿いに出ると人だかりがしていた。行ってみると、何とこの寒い中、寒中水泳をしている人々がいた。いずれも老人で、水泳クラブの人たちだ。昼間とはいえ、体感温度は零度以下ではないだろうか。裸の老人をダウンジャケットを着た若者が眺めて、写真を撮っている。何とも不思議な光景だ。壁を見ると、毛沢東の絵が描かれていた。毛沢東は何度も長江で水泳をしており、その名残?だろうか。いずこも老人は元気だ。

 

川から離れると古い街並みがあるかと思いきや、特に目立つものもない。疲れてしまったので漢口側へは行かずに帰ることにした。バスは見付からず小雨が降ってきたのでタクシーに乗る。初乗り10元、赤壁の4.5元はやはり異常に安い。漢口を見ないで万里茶路を語ることはできなかったが、この旅はそのような旅ではないと思い直し、部屋で休んだ。

 

夜は農家料理の店に入る。何となく隙間風が吹き寒いが、鍋の湯気があったかくてよい。いくつか料理を頼んだが、味はまずまず。でも農家料理なのに153元もした。今や中国の大都市では安く飯を食うことは至難の業だ。我々のように美味しいものを食べようという目的がない者にはちょっと辛い。夜は二段ベッドの下で安眠した。

 

1222日(火)
太原へ

 

翌朝は駅前から地下鉄4号線に乗り、高鉄武漢駅へ。武漢には3つの街の駅があり、更には最近できた高速鉄道駅もある。地下鉄で行けるからよいかと思っていたが、4元の切符がなかなか買えない。自動販売機の故障が多いのだ。ちょっとラッシュ時に当たってしまい、すごい人で溢れている。武漢の地下鉄は124号線が既に開通しているが、機能するのはこれからか。

 

武漢駅はすごく大きくて立派だった。余裕を持って着いたので、ここで朝飯を探す。中国の高鉄駅に入っている店はどこも同じチェーン店で面白くない。しかも安くはない。仕方なく、カンシーフーの店に入ってお粥を食べた。店内でトイレを探したが、外だと言われ、行ってみると、本当に外の公園の中の公共トイレであった。こんな立派な駅なのに、どうしてトイレをちゃんと作らなかったのか、こういうのが中国の謎である。

中国鉄道縦断の旅2015(8)武漢長江大橋を渡るも」への1件のフィードバック

  1. 12月29日から武漢に行くことになり、こちらの旅行記を拝読させて頂きました。時期も重なり大変参考になりました。ありがとうございます。

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