ようやく熊本・宮崎茶旅2016(1)なぜかまた佐賀へ

《ようやく熊本・宮崎茶旅2016》  2016916-19

 

九州には1年に一度は行きたいと思っている。やはり博多は便利で飯が美味い。今年も行くぞと、お知り合いのYさんに連絡したところ、『一緒に宮崎にお茶を見に行きましょう』と返され、それに乗ってしまった。福岡までくれば後は車に乗せて連れて行ってくれるという。やはり車がないと動けないので有り難い。まずは博多で飯を食い、それから宮崎、楽しみだった。実は昨年も南九州の茶旅を計画していたが、直前に台風が来て断念した。それでも博多には寄れたので、水炊きを食べた、良い思い出がある。

 

今年は旅が続いており、直前もマレーシアに行っていた。福岡までどのようなルートで行くか、頭には描いていたが、チケットを取っていなかった。するとなんと、とても高い。考えてみれば3連休に行くのだ。高いに決まっている。それでも色々と足搔いていたところ、何と福岡でなく、佐賀へ連休前日に飛べば安いことが分かった。しかもY夫妻が住む場所からは福岡でも佐賀で等距離らしい。それなら今回は佐賀だ、ということで潔く博多飯を放棄した。

 

916日(金)
1.佐賀
佐賀まで

その日は朝、いつものように成田へ向かったが、なぜかボーっとしていて電車を乗り違え、京成高砂駅に来てしまった。アクセス特急というのは速いのだが、少し高い。同じ駅の反対ホームから乗って、時間が20分くらい違い、料金も150円ぐらい違う。今回は時間があったので安い方で行ってみる。京王線の最寄り駅から成田空港まで約1400円で行けるのは嬉しい。特に国内線に乗る場合、コストが気になる。

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成田空港駅からシャトルバスで第3ターミナルへ向かう。これももう慣れた。今回は春秋航空、フライトは満席だが、チェックインは意外とスムーズだった。第3ターミナルをよく見たことがなかったが、食事が充実している。フライトで食事が出ない前提のLCCに合わせて多彩なメニューが用意されている。国内線の機内食は確かに要らないが、ここなら食べてしまう。面白い。機内でもちゃんと『うれしの茶』がリプトン紅茶と並んで、メニューにあったりして、喜ばしい。お替り自由とは!

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よく考えてみれば、ちょうど1年前、このフライトで佐賀から成田に飛んだのを思い出す。昨年は台風で茶旅が中止になったが、何と佐賀から成田の航空券だけは事前に手配してしまっていた。何しろ片道1000円、という表示に釣られてすぐに購入した。もったいないので、佐賀まで在来線鉄道の旅をして、このフライトに乗ったのだ。しかも今日は奥さんの誕生日。今年は仕方なく、昨日お祝いした。何の因果だろうか。

 

ホテルで

空港に着くと、駅までのバスに乗る。昨年は水曜日の半額デーで300円だったが今回は倍だ!30分ぐらいで駅に着き、すぐ近くの予約していたホテルへ向かう。全てが順調だった。チェックインしようとすると『お荷物をお預かりします』という。時計は35分前。3時からはチェックインできるはずだし、シティーホテルなら、5分前でもOKだろうと思ったが、フロントの男性は『今部屋を掃除中です』というばかり。そんなはずはない、日本のホテルで5分前に掃除が完了していなければ異常事態だ。

 

『何時まで待てばよいのか』と聞くと、取り敢えずお待ちください、としか言わない。どう見てこれは意地悪されているようだ。そこで『これから出掛けるので』と言ってみると、何と『お着替えは別の場所へご案内します』というではないか。さすがに少し強く言うと男性は上の階に電話を入れ、急に『準備が整いました』と言う。これだから日本のおもてなしは、凄い!融通というものがなく、ルールが顧客ニーズを越えている!

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部屋へ行き、着替えをしてすぐに出掛けた。昨年もお世話になった紅葉(くれは)さんへ向かう。既に道は大体わかっており、歩いて行く。途中大きなお寺が見えた。何でも関が原の戦いで西軍に着いた鍋島家を西本願寺が救い、そのお礼に建立されたとか。佐賀はやはり歴史のある街だった。更に歩いて行くと、道場があった。ここが古賀道場。世界平和などと書かれており、不思議なところだと昨年思ったのだが、何と今年の1月ミャンマーのタウンジーへ行った際、大学の後輩がこの道場のミャンマー事務所を任されていることを発見し、お互い驚いたのが懐かしい。

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お店の近くは保存地区になっており、古い家が多い。1つずつ眺めていると、老人が『向こうの方にもっと古い家があるよ』と教えてくれた。何となく親しみやすい街だ。商家の2階を改修した、雑感店などがある。くれはさんもその古い建築の家に店を構えており、相変わらず趣がある。入っていくとカウンターの端に予約の札が立っていた。店主Oさんとは、年に何度かイベントなどで会うようになっている。この店は2度目の訪問だが、何とも居心地がよい。静岡の紅茶を試しているというので淹れてもらう。そして凝ったお菓子も登場する。なかなかいい空間だ。

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