インド アユルベーダの旅(11)ロナワラ アーサナの習慣が身に付く

1月22日(水)

アーサナの習慣が身に付く

今朝も日本人2人と6時からお茶。持参してきた源氏パイを渡す。4年前、ここで食べた源氏パイの味は忘れられない。今回も非常食として持ってきたが、食べてはいけないルールだし、こっそり食べても分かってしまうようだ。そして何より、今回の食事は不味くない。そこで彼女たちにあげてしまった。

 

7時のアーサナクラス。ちょっと違う動作を英語で指示されても、なかなか対応できない。一番後ろに座っているアシスタントの女性が2度ほど、助けてくれて、何とかポーズをとる。動作に関する英語は、英語の学校などに行っていれば簡単なのだろうが、頭で考えながら動かすと、意外とできないものだ。

 

それでも朝からアーサナをやる習慣が付くといいな、と思う。頭の中では既にバンコックで朝6時に起き、アーサナをやり、それから少し走ろうか、などと妄想が膨らむ。過去にもこのようなケースはあったが、実施できた試しはない。環境がさせる、ということもあるのだろう。

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今日は初日のマッサージ師が対応した。部屋の写真を撮らせてもらったが、なぜか1枚目を消去し、取り直せという。何がいけなかったのか分からない。その後は初日と同じで、ハーブオイルで全身を浸す。垂らし込むというより、擦り込む感じか。部屋の隅ではオイルを温めているが、時々パチパチと音がする。まるで天ぷらを揚げるようだ。そう考えるとオイルを塗られている私も、天ぷらにされてしまいそうで怖い(笑い)。

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20分程度で終了。朝食に向かう。朝食は一皿だけだが、これがいつも美味しい。実は朝食が一番美味しいのかもしれない。そして昨日Nさんから聞いていた散歩コース、山歩きに向かう。これまでカイバリアダーマは広いとは聞いていたが、殆どきめられた敷地内しか歩いていない。

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山登り散歩

実はこの施設の敷地内を数年前に高速道路が横切った。ヨーガのような静寂を求める施設の真ん中を高速道路が走る、日本では考えられない。どうしてそのようなことになったのかは不明だが、それがインドの現実だ。

 

出掛けてすぐ、トイレに行きたくなり部屋に戻った。すると掃除人がやってきて掃除が始まる。何となく散歩に行く雰囲気ではなくなり、ライブラリーにネットしに行く。ところが、今日はネットの調子が悪く、繋がらなかった。仕方なくまた散歩に出ることにした。

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高速道路の向こう側に行ったことはなかった。専用のトンネルを潜るとそこには可愛らしい小学校があった。その向こうにはバラック小屋があり、それからは山を見ながら、道が続く。高速近くには結構別荘風の家が建っているが、カイバリアダーマの敷地内には何も建っていない。どうやら今後開発計画があるようだが。

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山登りと聞いていたが、登り口は分からず、どんどん歩いて行く。花が咲いていたりするが、牛のふんも大量に落ちている。今日は昨日と違い、かなり暑い。背中が汗ばんできた。シャワーを夜まで浴びてはいけないのに、ここで汗をかくのは良くない。ましてこれから山を登ると時間的にも厳しいかもしれない。仕方なく、引き返す。

 

戻ってくると部屋のすぐ近くの小ライブラリーの中から中国語が聞こえてくる。何か口論しているようだ。私の部屋の前に座っていたインド人が『あれは喧嘩か』と聞いてきたので『話している、いや議論しているようだ』と答えると、『ずいぶんハードな議論をするんだな』と驚いていた。中国人の通訳と聴講者が内容を巡って激しく言い合っている。特に女性の声が甲高いので、辺りにこだまし、喧嘩のように聞こえる。

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インド人2人は飽きれながら話し掛けてきた。彼らはムンバイに住んでおり、会社の費用で1週間滞在しているという。インドの会社にも福利厚生があるのだろうか。『まあ、帰ったらもっと働けということさ』と笑いながら言う。インド経済は選挙後の新政権次第だが、良くなる方向になるとみている。インドはゆっくりと動き始めている。

 

ランチは相変わらず特別食。先ず薬を飲み、そして料理にギーを混ぜる。3日目ともなるとだいぶ慣れてきて、においも気にならなくなる。勿論美味しいとは言えないが、食べられるレベル。そして基本的にはギーをダルに入れて飲むのが一番味が薄まる。食後気分が悪いということもなく、本を読んだりできている。これは進歩だ。

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