カンボジアご縁の旅2015(1)プノンペン 空港からふらふらとトゥクトゥクで

《カンボジア散歩2015》  2015年2月4日-10日

 

12月にシェムリアップに行ったばかりだったが、予定していたインド行が延期となったことから、再びカンボジアへ行くことにした。今回はプノンペンとシアヌークビル。プノンペンでは前回見学したデザインコンテストが形となり、店を構えたというので見に行ってみた。シアヌークビルは初めての地、そこでは劇的な転換をした人に会うことになっていた。ちょっとワクワクする旅、茶旅ではなく、ご縁の旅もどんどん広がっていく。

 

2月4日(水)

1.プノンペン

空港からふらふらと

カンボジアへ行くのは好ましいが、好ましくないのはいまだにビザの取得が必要なこと。空港に降りてアライバルビザを取ればよいのだが、その手続きは面倒だし、30ドルも払う必要もあり、そして何よりもパスポート1ページにデカデカとビザが押されるのはただでさえ、判子の多い私のパスポートには痛手だ。だが、ビザ取得もかなりスピーディーになり、イミグレも、指の指紋を取るのだが、そのスピードも速い。

 

普通は空港で携帯のシムを買うのだが、前回シェムリアップで貰った無料のカードを使ってみる。聞いてみると5ドルのお金を入れる必要があった。それが有利なのかどうかは分からないが、面倒なので従う。プリペイドのタクシーはあるが、つまらないので、今回はトゥクトゥクを探してみる。

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空港の外に出たが、タクシーしかいない。少し歩いていくと、ふらふらとトゥクが1台やってきたので、それを止めて料金を聞くと7ドルというので、飛び乗る。空港から市内の料金は統一されているようだ。空港の敷地を出ると、道には多くのトゥクがいた。今やトゥクはここまで追いやられ、乗客は外まで出て来なければならないことが分かる。タクシー全盛の時代なのだ。

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そのトゥクの運ちゃんはなかなか面白い。かなりゆっくりと走り、途中でガソリンを入れたり、飲む水を買ったりと、ふらふらと進む。特に急いでいなければ、これはこれでプノンペンらしい。カンボジアでセカセカしていては、カンボジアらしくない。だが今やカンボジアにも経済成長の波が押し寄せ、金儲けと効率が幅を聞かせてきている。トゥクは徐々に消えていくのだろうか。夕方の渋滞時、トゥクは車から邪魔にされ、バイクから疎まれながら走っていく。

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市内の入ると運ちゃんは型どおりに『明日は観光か?トゥクはいらないか?』と聞いてきたが、『いらない』というとそれ以上、セールスすることはなかった。『そこまであくせく働く必要はないよ』と言わんばかりに、7ドルを受け取ると、またふらふらと去っていった。

 

ナイスゲストハウス

今回はプノンペンのゲストハウスに泊まってみようと思い、在住者に聞いたところ、勧められたのがナイスゲストハウス。名前もいいので、ここに行ってみる。隣にあるキャピタルというGHが一番有名らしいが、ナイスはその横にひっそりとある所が良い。フロントのニーちゃんも親切そうで、料金も1泊13ドルを12ドルにしてくれた。

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部屋は4階になり、階段を上がるのがしんどい。下の部屋はないかと聞くと『うちの部屋は下から埋まっていく。2階は1か月ぐらい滞在する常連さんが占拠しているよ』というではないか。確かに旧市街の中心付近にあり、部屋代もリーズナブルであれば、長居する人も出てくるだろう。プノンペンは観光地ではないので、通り過ぎる旅人が多いと聞いていたが、彼らは何をしているのだろう。

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部屋は古いが個室で、トイレとシャワーも付いている。ネットも何とか繋がる。このクラスとしては珍しくちゃんと映るテレビもあり、何とNHKのワールドプレミアも受信していた。これで12ドルなら満足、ということになるだろう。長居する日本人はここでダラダラとネットをやり、テレビを見ているだけかもしれない。腹が減れば外へ出て食う。そんな生活もありかなと思う。確かにここはナイスなGHだった。

 

たかやんと

今晩は前回知り合ったカリスマバー店長、たかやんに遊んでもらうことにした。たかやんは3年前にプノンペンにやって来て、コニーバーという店をやっている。まだ28歳だとか。今の若者は、などということを言うおじさんも多いが、こういう人もいるということを認識する必要がある。

 

たかやんに電話すると『ロシアンマーケットまで来て』と言われる。どこにあるか分からないので、フロントで聞くと彼らも一瞬分からない、という顔をしたが、一人がたぶんあそこだろうと、外にいるトゥクに話してくれ、乗車した。トゥクはひたすら南下して、普通の道の脇で停まった。指示されたKFC(ケンタッキー)の前で降りたが、どこにマーケットがあるのかと不安になる。ロシアマーケットといえば、毛皮やマトリューシカを売っているとばかり思っていたのだが。そこにたかやんが登場。ロシアマーケットと言っても、今は普通の市場と分かる。昔はロシアから流れてきた物資でも捌いていたのだろう。北京にもあったな、そんなところ。

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