ベトナムGH11連泊の旅(18)ハノイ ハロン湾日帰りツアー

11月30日(日)

ハロン湾日帰りツアー

今朝は早く目覚める。明日にはベトナムを離れる予定になっており、実質今日が最後の日。そしてツアーに乗り、世界遺産ハロン湾へ行くことになった。ツアー会社も前回とは別の、もう一段良質の旅行会社のツアーを予約した。多少は高いのだが、前回のランチの寂しさは味わいたくない。

 

前回同様8時に道端で待つ。今回はこの宿から4人が参加。若者2人と私は日帰りだが、60過ぎの足の悪い方は1泊を予約していた。すると、迎えも違うし、バスも別になってしまった。まあこのオジサンもアメリカなど海外で長年暮らしていたらしく、あまり困りそうには見えなかった。

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今回はミニバスが直接迎えに来て、それから旧市街地のホテルを回っていった。今日は日曜日なのでラッシュはなく、簡単に出発できそうだったのだが、ガイドがあるホテルに入って行くと、客がまだ集まっておらず、全部のホテルを回った後、再度このホテルに行き、時間を取られた。一体誰が乗ってくるのかと見ていると、何とも恰幅の良いインド人男性が4人、女性が一人、悠々と乗り込んでくる。ああ、自分本位のインド人の特徴がよく出ている。

 

バスはインド人でギューギューになり、出発。途中、日系企業などが多くある工業地区を通過、そしてイオンのハノイ1号店の建設現場も通った。ここも決して市街地から近い訳ではない。かなり大きな店舗を作る予定というが、先日のホーチミンを思い出すと、時期尚早のようにも思える。だが皆がそう思っている内に、経済が追い付いてくるということだろう。

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ニンビンより1時間ぐらい遠いハロン湾、途中休憩が全く同じようにあり、同じような休憩所に寄る。これはもうパターン化されている。ただニンビンより知名度がはるかに高いため、ハロン湾に向かう人は多い。今日は日曜日ということもあるのだろうか。車の渋滞はないので、曜日はあまり気にならない。

 

合計3時間ほどでハロン湾に到着した。ここはニンビンと違い、完全な観光地となっており、多くの団体がガイドの誘導で、船に乗り込んでいく。例のインド人たちは別の船に乗り込んだ。お金持ちらしく、豪華クルーズなのだろう。我々一行も舟に乗り、船室の上に登り、景色を眺める。昔中国で行った桂林の川下りのようだが、それほど広い訳でもない。早々にランチを食べる。先日のニンビンと違い、食べ物が次々出てきて、食べ切れなかった。

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少し行くと船を下りる。ここでオプションのカヤック遊びをする。ニンビンでは足こぎボートだったが、今回は自分で漕いで、洞窟に入る。私は韓国人のホーチミン駐在員とペアーとなり、カヤックに乗り込んだ。だが全くの初心者で、誰も教えてくれないので、上手く進めることができず、あえなく岸に逆戻り。後ろの韓国人もあきれ顔。

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まあなんとか進むようにはなったが、方向感覚もなく、またブレーキも分からないので、小舟にぶつかりながら、喘ぎながら洞窟を潜る。少し漕げるようになると何とも気持ちが良い。帰りはスイスイと進み、岸に到着。ここからどうやって上がるんだ?と思っているとガイドが手を差し伸べて無事に上がったが、韓国人に手を差出した地元民は何と代わりに水に落ちてしまう。皆笑いながら救助していたが、韓国人は真っ青になり、謝っている。どちらが悪いのかはわからないが、何となくチップが欲しかったのかな、という気もした。

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それからまた船に乗り、島に上陸。ティエンクン洞に行く。この名前は中国語の天宮と関係があるのだろうか。ここには鍾乳洞があり、中は煌びやかにライトアップされている。だが私の感覚ではそんなライトアップは返って自然な雰囲気を損ねており、逆効果だと思う。折角の観光資源を無駄にしている、このような例はアジア各地で見られるが、本当に残念だ。

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バスが到着した岸に戻る。1泊2日ツアーの人々はもっと奥まで行き、船上泊となる。我々はほんのさわりだけ。夜空もきれいだというので、次回機会があれば泊りにこうよ。などと思っていると、周囲が慌ただしい。何と暴風雨が接近してきており、今は問題ないが、今夜の船上泊は全て取りやめとなったという。1泊2日を申し込んだ同じ宿のおじさんも戻って来た。彼はハノイに帰らず、ここのホテル泊を希望したという。自然とはそんなものだ、上手くは行かない。

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この混乱でバスの手配も混乱し、出発はかなり遅れた。帰りのバスにインド人はいなかったが、ロシア人が乗り込み、超満員に。元来た道を淡々と帰り、予定より1時間ほど遅れてハノイ着。我々はツアーがしっかりしていたのか、3人いたせいか、近所のホテルまで送ってくれた。夜はまたフォーを食べた。

 

12月1日(月)

最終日。朝からスオンさんの所へ行こうと思ったが、彼の都合が悪くなり、お茶の入手もできなかった。まあこれもまたご縁。ブンチャーを食い、タクシーを呼んでもらって、空港へ。ハノイも離れるとなると、離れがたいところがある。

 

空港ではベトジェットのカウンターだけめちゃ混み状態。やはりお客が多い上に、作業効率が悪すぎる。45分でようやくチェックインできた。空港にはフリーWiFiもあり、まあ快適に過ごす。今回の旅はGHに何と11連泊、私の旅の記録を作った。そしてGHに新たな可能性を見出している。今後も各地のGHをチェックしてみたい。

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