ベトナムGH11連泊の旅(13)ハノイ ビヤホイと劇的な再会

ビヤホイと劇的な再会

今日は何となく休みだな。遅めの昼ごはんに行く。だがあまり遠くへ行く気もなく、また今朝のメンバーで昼から目の前のビヤホイ屋へ行く。ビヤホイとは特にハノイに多い、アルコール度が低い、世界一安いビールと呼ばれている物。ジョッキ1杯、2000‐3000ドンらしい。アルコール度が低いのに更に氷を入れて飲む習慣があることから、あまり酔わない酒というイメージだ。ただHさんによると、ビヤホイの一気飲みを売り物にする店がいくつかあるという。いくら軽いといってもどうなんだろうか。このビールは肉体労働者が飲むもの、という感覚もあるらしい。

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ビヤホイ屋では料理も注文できるので、ランチ時間でも開いており、地元の人で結構賑わっている。我々は揚げ豆腐を頼んだが、これが美味い。どんどん食べてしまう。モツ系を炒めた食べ物も出てきたが、これもイケル。ある意味でビールのつまみなのだが、それとご飯で十分に食事になる所が素晴らしい。料金も高くないので、バックパッカーもよく行くらしい。

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食後は一人で散歩に出た。文廟の周辺を歩いたが、何となく既視感がある。確かに文廟には来たことはあるが、それとは違う何かだ。何となく路地に入った。見覚えがあった。どこなんだ、ここは。そう思ったら、ある店の前に来た。そこには2年半前にベトナム人の友人、ズンさんに連れてきてもらったお茶屋さんがあった。驚いた、こんな偶然ってあるんだな。

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店に入ると以前とあまり変わらない。昼下がりでお客は居ない。ここのオーナーの名前を咄嗟に思い出し『スオンさんはいる?』と聞いてみた。店員は英語を理解せず、ただスオンという名前に反応したが、何を言っているのか分からなかった。仕方なく、外へ出た。すると目の前に携帯電話を持ったスオン氏が立っているではないか。彼も一瞬私が誰か分からなかったようだが、すぐに認識した。彼は著名なジャーナリストでもあり、忙しいようだったので、取り敢えずこの喜ばしい再会を祝しただけで、今日は別れた。

 

それから市場付近で売っていたお茶を見たが、字も読めないし、言葉も通じないので、よく分からない。バナナを売っている女性がいたので、バナナを買う。高いのか安いのかよく分からないがバンコックの基準で買ってみた。このバナナ、かなり美味い。確か昔ベトナムと中国の国境に行った時、おばちゃんたちが担ぎ屋として国境を越えていたが、担いでいた物の中にバナナが多かったのを思い出した。ベトナムのバナナ、美味くて安いのだろう。

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そしてまた宿でダラダラして、夕方を迎え、Hさん、Kさんと文廟近くのおしゃれなカフェへ行った。ベトナムにはフランス風というか、コロニアル風というか、雰囲気の良いカフェが多い。ここもその一軒だろう。ゆるいソファーが置かれており、寝っ転がるのにちょうどいい。一日何もしないでボーッと寝っ転がっていたい、いいなそれ。コーヒーも本格的で美味い。お客がいなかったので静かな時を過ごした。夜はレストランになるらしい。

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夕飯はインスタント焼きそば

夕飯はどうしようかと思っていると、若者たちがフォーを食べたいという。そういえば文廟の横の路上でフォーを美味そうに食っている人がいたのを思い出し、行ってみることに。完全に道にテーブルと椅子を出して営業している。英語のメニューを用意しており、完全ローカルな店ながら、外国人も多く来ることが分かる。

 

皆がフォーを頼む中、私は焼きそばに惹かれていた。何となく横を通った焼きそばが美味そうに見えたのだ。ハノイは広東風であれば、焼きそばも美味いはずだと踏み、敢えて頼んでみる。見ていると、何とインスタント麺を茹で始めた。これは完璧な広東風。香港なら出前一丁にしますか、と聞かれそう。そして出てきた焼きそばはボリューム満点。味もかなりイケル。でもこれで5万ドン、というのはどうだろうか?一方フォーは本当に美味しそう。肉がたっぷり入っており、こちらもボリューム満点。次回は是非フォーを食べてみよう。

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11月27日(木)

ニンビン日帰りの旅

今日はハノイからの日帰り旅行にチャレンジした。Hさんと若者2人は王道のハロン湾ツアーに出掛けたが、私は日程の関係で1泊する余裕がなく、勧められてニンビンというところへ行くことになった。日帰りの英語ツアーだと、30ドルぐらい。ベトナムでは英語ツアーが安くてお得、ということを3年前の旅で味わったので行ってみることにした。

 

我々の宿は旧市街からちょっと離れていたが、それでも宿まで迎えが来るという。8時に路上で待つように言われたが、来るのは8-9時の間とのことで、かなり待たなければならない可能性がある。Hさんは向かいのカフェの外でコーヒーを飲んで待っている。私も隣に座り注文したコーヒーが来た瞬間、若者が『迎えが来ました』という。バスが来ると聞いていたが、何とバイクに乗ったガイドが現れた。

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さてお先に、と挨拶してバイクの後ろに乗ろうとすると『チケット』と言われる。私はお金を払ったが、チケットなる物を貰い忘れていた。慌てて管理人さんに電話しようとしたが、電話の使い方を習っておらず、使えない。携帯番号も聞いていなかったので、困る。ガイドも時間的に焦っているようで、『早くしなと置いて行くぞ』という雰囲気を満面に出している。だが私にはどうすることもできない。すると彼は『分かった。とにかく乗れ』というではないか。この辺の柔軟性、日本にも中国にもなさそうだ。

 

バイクの後ろで快適にハノイの街を走り抜ける。先日ミャンマーでバイク決死行3時間をやっているので、平地でしかもスピードも出ない旅は楽ちんだった。しかしいきなり日本から来た普通の観光客にやったら、大変だろうな。旧市街の一角でバイクは停まり、ガイドは旅行会社に入って行った。そしてバスがやって来た。既にヨーロッパ系の人たちが何人も乗り込んでいる。

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