変化するヤンゴンを歩く2014Ⅱ(1)あまりの変化に驚きの連続

《ヤンゴン散歩Ⅱ2014》  2014年8月13日-19日

 

ミャンマー、そこは自分が最もリラックスできる場所。いつも行きたいと思っているが、ご縁がない時は全くのご無沙汰。今年は運が良い、2月にトートーマさん(TTM)の娘、スス(SS)が結婚。我が娘のように可愛いSSの結婚登録式に参加する機会を得て、1年半ぶりにヤンゴンを訪れた。何となくミャンマーに親戚が出来た感じだ。

 

そして私をミャンマーに導いた男、S氏から『8月のお盆休みにヤンゴンに行きたい』との連絡を受け、私も同行することにした。2003年8月、初めてヤンゴンへ行った時、全てのアレンジをしてくれ、空港まで出迎えてくれたのもS氏だったし、S氏の仕事をミャンマーサイドでやっていたのが、その後大きなご縁となるTTMだったのだ。SSは当時19歳。何とも懐かしい。

 

更にはSSからFacebookで『もうすぐあなたもおじいちゃんになりますよ』という何とも言えない嬉しいご懐妊メッセージまで飛び込んできた。もう行くしかない。8月が待ち遠しかった。

 

8月13日(水)

1.ヤンゴンまで

S氏と再会

今回はS氏に同行するため、バンコックの空港で待ち合わせた。彼は朝5時着の夜行便で羽田からバンコックへやってきた。私は5時過ぎには宿泊先を出て、タクシーを探した。まだ暗い街、昨夜のスコールでかなり涼しく感じられたが、それでも荷物を引っ張って歩いていると、汗が出てきた。道に出るとすぐに一台のタクシーがやって来て、車の走っていない道を相当のスピードで空港へ向かった。空港にもそれほどの人影はなく、チェックイン、イミグレともスムーズだった。SSの旦那にジョニ黒を買って、お祝いにした。ミャンマーではジョニ黒が喜ばれると前回聞いたからだ。

 

S氏ともスムーズに再会した。特に変わった感じはなかったが、現在の仕事はハードで海外出張も多く、直前もベトナムへ1週間行っていたとのこと。夜行便で来たせいもあり、疲れが見えた。それでも2年前に倉敷で会って以来久しぶりの再会、話すことはいくらでもある。S氏は以前の会社でミャンマー関連の仕事をしており、その時は2か月に1度はヤンゴンへ行っていた。当時のヤンゴンは『軍事政権下の暗黒の時代』であり、ネットも繋がらなければ携帯もない。逆にあまりに何もなく、日本の本社からの連絡も難しいので、『ヤンゴンでは実よく眠れた、健康に良かった』と懐かしそうに語る。

 

S氏のフライトがTGだったので同じ飛行機を予約した。バンコックからならエアアジアなどLCCで行けば安いのだが、空港がドムアンで不便なこと、時間帯も合わないことからTGを選んだ。朝7時55分発のその便はほぼ満員。私の横にはインド人が座っていた。

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僅か1時間のフライトでもそこはさすがTG。ちゃんと朝ご飯は出るし、コーヒーなど飲み物も出す。LCCとの差別化を図っているのだろうか。ちょっと目をつぶっている間に飛行機はヤンゴン空港に到着した。これだけ短いフライトだと時差30分と言うのが、クローズアップされる。

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2.ヤンゴン

料金は高いが

ヤンゴン空港に着くとS氏が信じられないという顔をする。『6年前とはエライ違いだ』、私も2年前にそう感じたので、その気持ちは良く分かる。空港にはTTMの他に、ヨーマとムアの2人の女の子が待っていてくれた。ヨーマは現在東京に留学中で、日本語学校に通っており、日本語を普通に話す。ムアはTTMと一緒に住んでおり、日本語を勉強しているが、あまり話そうとはしない。シャイなのか。

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空港からホテルまでの道のり、やはりS氏は信じられないという顔。私が上海留学後、9年して上海の街を車で走った時の、驚きと困惑を思い出す。全てが変わっている、と感じだろう。時々懐かしい建物やレストランが出て来ると反応する。

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ホテルは昔定宿だったミンガラガーデンではなく、新しく出来た所。広い民家を改造したホテルできれいではあるが、特に部屋がいい訳でもなく、凄く豪華なわけでもない。それでも1泊90ドル。トレーダーズホテルが50ドルだった時代のS氏、驚きを隠せない。『話には聞いていたが、これほどとは思わなかった』、率直な感想だろう。フロントでは一応英語が通じた。新規オープンしたばかりなので、従業員教育はまだまだのようだ。

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何でもあるスーパー

このホテルはTTMの前事務所のすぐ近くにあり、S氏にもなじみの場所。スーパーを見つけて『こんなところに立派なスーパーが出来ている』と。早々入ってみる。まず目についたのが両替。昔は両替1つするにも大変だったが、今や市内の至る所で両替が可能。このスーパーも外国人が利用するようで、両替所が設置されており、レートも銀行などと変わらない。100ドルを両替してみたが、すぐにチャットがもらえる。

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きれいなレストランやドーナッツ屋なども併設されており、S氏はまたまた驚きの声を上げる。そして売っている物も格段に増え、その質量ともに昔とは大違い。更には総菜コーナーも出来ており、家で料理を作るミャンマー人のイメージも崩れる。今やヤンゴンは忙しすぎるため、スーパーで買って、家でチンするスタイルまで出てきている。値段も結構高いが売れているのだろうか。

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1 thought on “変化するヤンゴンを歩く2014Ⅱ(1)あまりの変化に驚きの連続

  1. 文明の嵐は確実に押し寄せているのですね
    改めて伺うと変貌ぶりに驚きを隠せないですね
    毎日生活されている方は当たり前と思うのでしょうか?
    久しぶりに訪れる観光客はびっくり

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