トラン、スラッタニー旅2022(4)スラッタニー散策

仕方なくGrabタクシーを呼ぶと10分ほどしてやってきた。だが街中の予約した宿までは相当に距離があり、料金も180b程度した。この街は列車で着く街ではないらしい。以前来たと言ってもタクシーの窓から見る風景にとんと覚えがない。30分近く走ってようやく川沿いの見覚えのある通りに出て、何とか宿に着いた。

目の前に現れたのはきれいなホテル。そして名前にリバービューが付く。ところがフロントで『リバービューの部屋をお願い』したところ、『我がホテルにはリバービューのお部屋は1つもございません』だと??確かにリバーから少し離れており、方角的にも見え難い位置だ。まあ部屋がきれいだったのと、清々しいまでの返答に免じて、良しとしよう。

そうこうするうち、日が暮れてしまった。私は何の目的もなくスラッタニーへ来てしまっていた。だから取り敢えず腹を満たしたい。だが宿の周辺に食堂らしきものは見られない。街の通りの方へ歩くのも億劫だ。反対に少し歩くと、チキンがぶら下がっていた店があった。ガイヤーン、何でタイ南部でとは思いながらも急に食べたくなり、その屋台に毛の生えた店に入った。大盛のご飯を貰い、大量の鶏に思いっ切り食いつく。とても満足したが、何と隣は草むらで大量の蚊に刺されて、かゆくてたまらない。店主夫妻が英語を話したのは意外だった。

10月27日(木)スラッタニー散歩

朝ご飯が無かったので、外へ出て探す。宿から直ぐのところに、小さな食堂が2₋3軒あった。ちょっと覗き込むと、何とジョークが作られていた。しかもジョークの上から団子スープのような物を掛け、半熟卵と高菜漬けも載っていた。これは思ったよりはるかに美味く、大満足。なぜか飲み物は甘いミルクティというのもタイらしい朝だった。

いい天気なので、そこから散歩に出た。すぐ近くにコーランプーパークという小島が公園になっているところを歩く。なかなか自然な雰囲気でよい場所だったが、特に見るべきものはない。歩いている内に数年前にここを散歩したことを急に思い出す。次に橋を渡ると、白いきれいなお寺が見えたので、遠方からちょっと眺める。

そのまま川沿いを歩いて行けば、華人廟などに着くだろうと歩き始めたが、なかなか見えてこない。途中には鯨のモニュメントなどがある。因みに川沿いの看板に中国領事館の注意書きがあったのは、やはりこの付近にも中国人観光客が沢山来るのだろうかと、ふと疑問に思う。最後はトイレに行きたくなり宿へ引き返した。

宿で少し休み、12時にチェックアウトして、またGrabタクシーを呼ぶ。昔は空港バスなどあったはずだが、ホテルのフロントは『バスなど知らない』というので仕方なく、Grabにした。空港は昨日の駅より更に遠く、1時間弱かかり、料金も相当かかった。何でこんなに遠いのだろうか。途中で雨も降りだす。

空港にはかなり早く着いたので、色々と眺めてみた。到着便から降りてくる乗客には欧米人も多く、リゾート島へ向かう人々の中継地がこの空港だと分かる。ここからバスとフェリーで思い思いの島へ行くらしい。出迎えの旅行業者も多く、チケットもここで買える。次回は島へでも行ってみようか。

チェックインカウンター、荷物検査ともかなり混んでおり、もうコロナの時代は終わり、観光事業が蘇ってきたことを告げていた。お気に入りのタイライオン航空に乗り、1時間ちょっとで無事にドムアン空港に戻る。空港ではきれいな夕日が出ており、気分良くバンコクの宿へ帰った。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です