タイ最南部からマレーシア2022(7)ナラティワート おじさんとビーチへ

10月14日(金)おじさんとビーチへ

朝飯がないのでふらふら散歩していたら、華人の店でジョークが出ていた。焼売も頼んでみると、こりゃ何とも美味い。華人オーナーは華語も話したので、何となく楽しい。中国茶をゆっくりと飲んで、70b。これならもうホテルの朝食など今後は不要だな、と思う朝。

店を出てまたフラフラしていると、何と昨日の(英語で話し掛けてきた)おじさんと遭遇する。どう見ても悪い人では無さそうだったので、案内してくれると言われるがままバイクの後ろに乗る。まずは近くのボートレース公園へ。ここは広々としており、年1回は前国王も訪れていたらしい。

更にマナオビーチへ。バイクで15分(歩いたら結構ある)。非常にきれいなビーチだが、人はほぼいない。おじさんがお茶とお菓子を買ってくれるというピクニック気分の展開。公園を掃除している人に挨拶。その先には何故かアメリカ人女性が一人で海を見つめていた。聞けば親族がここで英語教師をしているらしい。更にはヨーロッパ人男性もいた。タイ人女性と結婚しているとか。ある意味で秘境であるこの地に憧れる外国人もいるということだ。

海を見ながら、おじさんとイスラムについて話す。この地域はタイ南部のイスラム地域で、日本では危険視(渡航中止勧告地域)されているが、決してそんなことはないという。更には日本と日本人が大好きで、いつか日本へも行きたいともいう。甥は既に2回日本へ行った。日本人に是非ナラティワートを知ってもらい、来てもらいたいといい、写真を撮りまくり、LINEで知り合いに送り続けている。このおじさん、誰とでも気さくに話すのは素晴らしく、タイ国内から来た人々とも記念写真を撮っている。

帰りも軽快に走っていたバイクが突然パンクした。これは困った、どうするのかと見ていると、まずは人家のある所へ行き、人を選んで助けを求める。電話してもらうと修理屋がすぐに来てくれるのはすごい。今日は金曜日でお休みだったが、特別に修理してくれた。150b。こういうコミュニティーは素晴らしい。ホテルまで送ってもらうと、おじさんはホテルのボーイとも知り合いで、私のことを頼んでくれた。何とも有難い出会いだった。

宿で12時まで休み、チェックアウトしてランチへ。あまり食べる所はないので、結局一番近いムスリム系食堂へ思い切って入ってみる。言葉は通じないがとても親切で助かる。ちょっとピリ辛な牛雑スープとライス、そして卵焼きもいるかと言われて頷く。75bで大満足。 

午後1時、宿に頼んだ送迎ミニバスが到着する。乗っていたのは5人(家族)だけ。一人80b。20分で空港まで来てしまった。実はナラティワートには公共バスもなく、空港に行けるタクシーを見付けるのも大変。ホテルで聞くと乗り合いバスがあるというので乗ってみたのがこれ。快適だが、フライトまではさすがに早すぎる。

空港には公園のような場所があり、家族連れが芝生で食事するなど、多くの人の憩いの場になっていた。そして空港入り口はなぜか人でごった返している。まるでインドの空港を見る思いだ。空港内に入っても人が多いのはなぜ?実はこの飛行場はエアアジアとタイスマイルの1日2便しかないはずで、しかも今日のエアアジアは既に飛んでしまったのだが。 

よく見るとチェックインカウンター脇には、同じバックを持った団体が並んでいる。もしや巡礼の旅に出るのだろうか?大勢の人々はその見送りか?などと想像するがよく分からない。更に横を見ると僧侶が4人もいる。ちょっとカオスな状況だった。私はWebチェックインして、チケットはスマホに入っていたが、何とスマホ搭乗券はダメと言われて、カウンターに取りに行く羽目に。

やはり警戒態勢は厳しいと感じたが、荷物検査スタッフなど、そこで働いている人はとても明るく、ナラティワートの人々のフレンドリーさが出ている。中には日本語を使ってくる人までいて驚いた。1時間ほど待って飛行機がやってきて、歩いて搭乗する。意外と大きな機体だったが、搭乗率8割?でかなり混んでいた。

1時間20分でスワナンプーム空港まで飛んでいく。実は国内線でスワナンプームに降りたのは初めて?ではないだろうか。出口が分からず右往左往する。歩いていると途中で搭乗者とすれ違い、更に混乱をきたす。入国審査もないのにかなり緊張してようやく外へ出てバンコクに戻った。

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