《ラオス散歩2013》(9)ルアンプラバーン プ―シー山の夕陽

プ―シー山の夕陽

そしていよいよハイライト?博物館前の道を上る。小高い丘、プ―シー山から夕陽を眺めるためだ。観光客と思われる欧米人、中国人、韓国人、インド人などが続々と登っていく。階段はかなりあり、途中に入場料を支払う場所がある。そこまでたどり着くと、一休みせざるを得ない。体力の低下が懸念される。

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既に陽はかなり傾いていたが、それでもある程度の高さを保っていた。頂上まで登りきると、そこには堂があり、タイ人が熱心に祈りを捧げていた。それが本当だろうが、我々一般観光客は夕陽にしか関心がない。

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陽が落ちる様子を見るに適した場所は既に人で埋められえていた。皆がカメラを構えている。私も構えているのだが、何だか滑稽に思えてくる。せっかくきれいな夕陽が落ちていくのに、この目で見ないでファインダーを通して見る、脳裏に焼き付けないでカメラに焼き付ける、何で?

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そして夕陽はスルスルと落ちて行った。シャッターは何度も切ったが、これはという写真は遂に撮れなかった。まあ、そうだろう。皆が山を下りる前にそそくさと下山した。混雑は余韻を妨げる。

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観客の少ない民族舞踊

勢いよく下りてくると、目の前に昼間行った博物館がある。そうだ、あそこで民族舞踊があったなと思い出し、そのまま行ってみることに。建物には人が殆どおらず、チケットを買うと、おじさんが『エンジョイ!』と言ってくれたが、2階の会場には誰一人観客がいなかった。ちょっと緊張。

 

その中で民族楽器を奏でる人々が何事もなかったように演奏している。そして開演の少し前にフランス人の老夫婦が入ってきて、ほっとする。それからドイツ人が入ってきたところで、さっきのおじさんが司会者として登壇。流暢なフランス語、英語で話し始める。そこへ中国人団体客が10名ほど、ガヤガヤやってくる。

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舞台では民族舞踊があり、ラーマーヤナの一節が軽快に演じられるなど、本格的であった。これはラオスのトップクラスのスタッフの舞台なのだろう。だがあまりにお客が少なすぎる。モチベーションを維持するのも大変なのではないか。

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中華な夕食

舞台が終わり、既に8時を回っていた。夕飯はどうするか、ガイドブックに中国料理屋が載っていたので、そこへ行ってみる。が、暗いこともあり、なかなか見つからない。段々面倒になり、適当な店へ入り、炒飯を注文した。

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お客は殆どおらず、イングランドプレミアリーグのサッカー中継を見ながら、食べた。味は本格的な中華だった。よく見ると店員も中国系の顔をしている。実は探していた店はここだったのではないか、と思いながら、言葉が通じないこともあり、早々に退散した。

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