《ラオス散歩2013》(7)ルアンプラバーン メコン川を独り占め

9月28日(土)

リラックスできる朝食

翌朝は実にさわやかに起きた。理由は不明だが気分がいい。前日の軽い食事、あまりPCを見ない生活、そしてこの地の豊かな自然、静かな環境、どれをとってもリラックスできる要素だった。

 

鳥のさえずりに誘われて、朝食は庭で取る。美味しいパンに、新鮮なフルーツ、アツアツのオムレツ。爽やかな朝にピッタリだった。このような爽やかな、そしてリラックスできる朝を迎えることに感謝した。

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食後日差しが強くなり、暑さが予感されたので、先ずはゆっくりコーヒーを飲みながら、PCに向かって旅行記を書く。そのままずっと座っていたいほど居心地が良かった。いきなりドイツ人、いやオランダ人かなと思われる女性が『気分はどう?』と聞いてきた。『抜群』と答えると笑顔で他のテーブルへ。彼女はこのホテルのマネージャーだった。お客もヨーロッパ系が多く、彼女にこの仕事はぴったりだと思われた。

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ボートトリップ

ホテルの中庭にも飽きてきた頃、メコン川でも眺めようと出掛ける。何をするでもない、あてもなく散歩した。突然河沿いで『ボートに乗らないか』と声を掛けられた。いつもならやり過ごすのだが、あまりに暇だったので、そのニーちゃんの話に付き合ってみた。

 

『お客がいないんだよ、今は。だから8ドルでメコン川クルーズに連れて行くよ』と言われ、それなら時間潰しにいいかと、着いて行く。彼は川に下りる。20人ぐらい乗れそうなボートが目の前にあった。これを貸し切りで使った。まさにオフシーズン。

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メコン川に出ると青い空、広い河、眺めがよかった。雲の形と山の形が妙に調和していた。行き交う船も少なく、本当に広々していた。先ずは対岸の寺へ向かう。石段を登るのに一苦労したが、小高い丘の上には古い寺があった。更に案内の子供について歩いて行くと、洞窟があった。彼らは懐中電灯で中を照らした。何か神々しい感じがした。

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それからまたボートに乗り、川面から景色を眺める。向こうの丘に雲が低く垂れこめ、独特の情景を作り出す。若いお坊さんが川に入り、泳いでいた。魚を取る漁師もいた。ボートはあてもなく、ゆっくり、ゆっくりと流れていく。こんな時間は永遠であっても誰も文句は言わないだろう。

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1時間の約束が過ぎた頃、ボートは岸に戻った。これで8ドルは安いと思ったが、その金額を渡すと、ニーちゃんはにこりとして受け取り、足早に去って行った。いい小遣い稼ぎだったのだろうか。彼はお客のいない川を離れ、またバイクタクシーの客引きに戻っていた。

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