名古屋・岐阜意外な旅2018(1)30年ぶりの後輩に会って

《岐阜名古屋の旅2018》  2018年9月1日-2日

2年ぶりに名古屋で茶旅報告会を開いてもらえる機会を得た。日曜日限定という制約もあり、こちらも日本にいないことが多いので、日程がなかなか合わず、半年前にようやくこの日を決めることができた。ついでに1か月前にも行ったばかりの岐阜も再訪することになった。茶旅ではない今回の短い旅、意外と中身は濃かった。

 

9月1日(土)
岐阜へ

朝から新幹線に乗り込んだ。岐阜へ行こうと思ったのだが、バスなど安い交通手段が見付からず、結局新幹線で名古屋へ行き、そこから在来線で行くことにした。全くいつものように品川駅でシュウマイを買い、車内で食べる。どうもにおい問題が気になり始めてはいる。次回はどうするか。

 

いつものように何事もなく、静岡を走り抜けていき、12時には名古屋駅へ滑り込む。静岡へは立ち寄りたいと最近何度も思うのだが、残念ながら通過ばかりだ。新幹線ホームに降りると、数年前に食べたきしめんを思い出し、食べてみようと思う。だが下りたところにあったのは、別の名前の店だった。店の変化も激しいので代わったのかと思ったが、念のためホームを端まで歩いてみる。

 

すると前の方に行列が出来ている店があるではないか。やはり流行っている店は続いているものだ。私も後ろに並び、何とか入り込んで、きしめんを食べる。初めて食べた時ほどの感慨はないが、腹も減っているのでするすると食べてしまう。ここ数年、多くの人がFBなどで紹介したこともあり、お客は増えているようだ。

 

名古屋駅で明日の準備をする。それはバス乗り場を確認することと、今日泊まるところを確認することだった。普通のホテルなら、荷物を預ければよいが、今日のところも安宿で(便利なので駅前にしただけ)、フロントは5時からしか対応しないというので、荷物を引っ張ったまま歩いた。僅か1泊なのに、セミナーで使う茶葉と、念のためのプロジェクター(主催者は急きょネットでプロジェクターを購入してくれたが、それが今日中に届くかどうか心配なため)が入っているので意外や重い。

 

岐阜で

それが終わると、JRで岐阜へ向かう。どうやら快速と普通があるようだが、私はゆっくりと向かった。今日は何と30年ぶりに大学の後輩と会うことになっていた。7月の岐阜訪問の様子をFBに上げたところ、次回岐阜に来るなら声を掛けて、と言われたので声を掛けたのだ。私も彼女もまさか1か月ちょっとでまた来るとは思っていなかったので驚いたが、この機会を逃すと、次にいつ来るか分からないので、会うことにしたのだ。

 

岐阜駅の改札近くに立っていたHさん、20歳の頃とあまり変わっていないように見えて驚いた。すぐに分かるかな、という心配は完全な杞憂に終わる。笑い方など、あの頃とそっくり同じで、思わず学生時代に戻ったかと思う程だった。彼女の車で岐阜城に向かった。お互いの近況、いや30年の流れを一通り話すのに時間が掛かる。

 

岐阜城、時代劇ではよく見るのだが、本物を初めて見る。格好いい信長像が建っている。まさかこんなに急な山の上に築かれているとは思いもしなかった。百聞は一見に如かず、とはまさにこのことだ。ロープウエーに乗り込んで上に上がる。今日はお天気が今一つだが、7月の猛暑を考えれば涼しくて快適だ。

 

ロープウエーを降りて、更に上に歩いて向かう。岐阜城は本能寺の変で焼失したと勝手に思い込んでいたが、実は関ヶ原合戦以後に廃城とされ、1966年に天守閣が再建されたことを学ぶ。その天守閣に登り、空の上から岐阜を見渡した。一部は濃い霧がかかっていたが、風が吹くとスッと視界が開ける。何だか面白い。展示も見てみるが、歴史的にはどうなのだろうか。石垣跡などをちょっと見て下に降りる。

 

そして今度は鵜飼いで有名な長良川にやってきた。鵜飼は夜行われるため、今回は船に乗る時間が無かったが、取り敢えずその周辺を散策する。立派な宿や古民家などがあり、風情がある。既に船の準備が進んでおり、乗船待ちの人々もいた。この日は台風接近が懸念されていたが、やはり商売としては雨が降っていなければ決行するだろう。

 

最後に古い県庁を見て、その横の図書館に入る。この図書館が実に立派で驚く。非常に開放的で、多くに市民で賑わっている。ここなら学生の勉強も捗るのではないだろうか。岐阜に限らず、地方都市の箱物の充実ぶりには時々目を見張るものがある。いつもならここで郷土史などを見学するのだが、今日は疲れたので、併設のスタバで休むことになる。

 

Hさんは早くに地元で結婚、3人のお子さんにも恵まれ、子供たちはみな優秀。ご主人は大手企業に勤めており、ベトナムのハノイで一度お世話になったこともある。とても幸せそうな家族だが、結構劇的な人生を歩んできていることを初めて知る。親とは何か、について語り合う。自分も最近常に反省しているが、彼女は常に乗り越えている。

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