タイ中部横断の旅2018(3)ヤワラーでリベンジを図るも

そこからスクンビットまで出るには通称赤バスが便利。だがこのバスがなかなか来ない。向こうの方に1台停まっているから、故障でもしたのだろうか。やっとのことでトンロー駅まで来て、BTSでアソークへ。こちらで以前お茶会会場を貸してもらっていたOさんと久しぶりに会う。

 

バンコックの人材派遣業にとって、この3年間の変化は大きかったようだ。日本企業も現在はサービス業の進出が中心。景気の割には給与も上がっているようだ。日本の大手派遣会社がどんどん出てきても、それでも地道にやっているところが凄い。相変わらず就職希望で活気があるオフィス。

 

帰りにアソークの交差点に差し掛かると、何やら人が並んでいた。数年前ここがデモ隊に占拠されたことを思い起こしたが、どうやら赤信号の間にパフォーマンスする企業の宣伝か、またはYoutubeなどへの動画配信を目論んだ仕掛けのように見えた。まあ平和なことは悪いことではない。

 

8月4日(土)
ヤワラー2

いつもの朝のルーティンをこなし、一昨日も行ったヤワラーへ。一昨日の活動があまりにも不本意だったのでリベンジ。今回はちゃんとバスに乗り、ワットトライミットで降りる。この寺は黄金仏で有名で観光客が多い場所。基本的にこういう寺には行かないのだが、今日はある目的があった。

 

それはここに華僑博物館があるというので、ヤワラーの華僑の歴史を勉強するためだった。日差しの強いワットトライミット、黄金仏を見学するだけなら40バーツだが、博物館に入るには更に100バーツ掛かる。これでは興味のない人は仏様を拝んで退散だ。私がこの仏を拝んだのは、恐らく20年以上前、折角なのでまずは上まで登って参拝する。そしてこの寺院の由来などの展示を簡単に見る。

 

その後で2階に戻り、博物館に入る。ここに入ってくる人は殆どいない。1-2時間に1度、説明フィルムの上映もあるが、その時間ではなかったので、まずは展示物を見る。1800年前後、ラマ1世の時代に、首都建設のために中国系に土地を与え、その貿易による経済力、労働力を活用したのが、ヤワラーの始まりだった。その後歴代の王様と協力して、バンコックを発展させていった様子が窺える。特にコメ貿易で財を成した華僑が多かったようだ。最後に私一人のために紹介フィルムを上映してくれた。

 

そこから久しぶりに三馬に行ってみる。相変わらず中国語は通じず、片言の英語で応対される。ここには包種茶はないかと聞いてみたが、話が通じない。後ろの表示を見ると、武夷奇種があったので、そのお茶を見せてもらったが、特別水仙と書かれており、値段も高かった。むしろ横にあった茶が台湾から来た緑茶だ、と説明されており、こちらが包種茶かもしれない。

 

それからフラフラと歩いていると、文山包種という文字がいきなり目に飛び込む。そこにあった茶荘、中にいたおじさんに中国語で話しかけたが、あまり要領を得ない。ただよくよく見ると、パッケージに有記銘茶の文字があり、おかしいなと思う。おじさんは『ここが有記銘茶だよ、台湾にもあるだろう』と言っているが、俄かには信じがたい。それでも最後に奥から出してきた包種茶の包装はどこか台湾ぽいので、なぜだろうとは思う。この店に関しては後日確認したいと思っている。

 

いつも街歩きはサンダルなのだが、突然履いてきたサンダルが壊れてしまい、往生した。雑貨屋や服屋はいくらでもあるのに、サンダルを売っている店がなかなか見つからない。片方の足を引きずるようにして、探し回り、ようやく新しいものを手に入れた頃には、かなりの時間が経過しており、疲れ果ててしまった。

 

またもや不完全燃焼の中、何とかバスに乗り込み、帰る。だがこのバス、エアコンバスなので行先を車掌に言って切符を買うのだが、私が場所を言うと『そこには行かないから降りろ』と言われてしまう。私はこのバスに何度も乗っていて、よく分かっていると英語で言ってみても埒が明からない。横のおじさんが助け舟を出してくれるも、車掌のおばさんは頑として聞き入れない。最後はとにかく乗せてくれ、とお願いして、何とか切符を買わせてもらう。英語おじさんが言うには『あんたの下りたい場所は、このバスの停留所から歩いて7分はかかるから』と説明され、本当にあきれ返る。タイ人はなぜ歩かないのか。

 

8月5日(日)
お茶会2

翌朝は宿をチェックアウトして、荷物を持ってお茶会会場に向かう。今日は何とMさんの家が停電だとかで、急きょ会場を探してくれたようだ。そこは以前話を聞いたことがあるサロンで、広々としていた。だがやはりここでもプロジェクターとPCの接続で手間取る。最新のPCと数年前のプロジェクターでは、接続口などが異なっているのだ。

 

それでもなんとか接続し、お茶会はスタートした。今日は休日で、一昨日より多くの人が来てくれた。何とその中には偶々バンコック旅行に来ていた、熊本県荒尾在住の人までいた。よほど熊本にご縁があるようだ。話は一昨日と一緒だが、その中に昨日のヤワラー体験なども盛り込んでみたが、どうだったろうか。

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