タイ中部横断の旅2018(2)バンコックで行く懐かしい場所

8月1日(水)
昔を思い出す1日

翌朝は天気が良かった。毎朝恒例8時からのコーヒータイムでYさんから最近のタイ情報を仕入れる。以前はカフェラテだったが、今はアメリカーノのホットに変わっている。健康を気遣う歳なのだ。そのまま私は朝ご飯を食べに外へ出る。もう定番となっているコムヤーンだ。これにモチ米、カオニャオを付けて僅か45バーツ。こんなに幸せになれる朝ご飯はない。

 

部屋に戻って何だかやっているとすぐに昼が来て下に降りる。Yさんが、遠出するので、と言ってバイタクに乗る。歩いても僅か10分以内のところを歩かないんだな、タイ人は。周囲のランチにあまりに飽きてしまったので、少し遠くの店に来たのだが、特に大きく変わり映えのする料理があるわけではない。まあ気分転換とはそんなものだろう。

 

午後はそのバイタクに乗ってスクンビットまで出た。さすがにスクンビットまで歩いていく気力は今の私にはない。懐かしいカフェにそのオーナーを訪ねた。ここでは昔お茶会をやり、茶旅の報告を行っていた。元々は日本人向けのカフェでカラオケもあるが、最近は日本人以外のお客が増えているようだ。

 

それからエンポイアムでYさんと待ち合わせして、IPhoneを買いに行く。これは一昨年と同じ行動。今年になってスマホが急に壊れ、慌てて台湾で中古を買ったのだが、折角なので、新しいのを買い直そうということにしたのだ。タイ語が出来る上、スマホに詳しいYさんの助けは必須だった。

 

前回は安いスマホがあったのだが、今回同じ店に行ってみると、新しい機種は日本とそれほど変わらない値段になっている。型落ちの品でもそれほど安いとは感じられない。この2年の間に、バンコックの消費力はやはり向上しているのだろうか。それでも日本で買うと色々と制限が掛けられている可能性があるので、比較的安めのものを購入したが、次回はもっと安い中国製スマホに切り替えた方がよいようにも思う。

 

夜はターミナル21の様子などを見に行ったが食べたい物もなく、宿へ戻る。途中にパッタイ屋があったので、そこで夕飯を済ませたが、その先の屋台で豪快に鶏肉を焼いているのが目に入り、思わず2本も買い食いしてしまう。僅か20バーツ、そしてこれがまた美味い。

 

8月2日(木)
ヤワラーへ

翌日はコーヒータイムの後、チャイナタウンヤワラーへ向かった。バス一本で行けると思ったが、そのバスを見逃してしまい、別のバスに乗ると大渋滞の上、MRT駅近くには停車せず、大混乱。ファランポーン駅からバイタクでヤワラーの通りまで出る。何だかぼられた気分。

 

明日はお茶会もあるので、ネタになりそうなお茶を買いに行くと、いつものお茶屋に息子がいて中国語が上手い。取り敢えず南港茶と書かれたものを購入する。その後も資料はないかと本屋を覘くが前回同様目ぼしいものはない。何だか思いのほか疲れてしまい、何もしないまま、飯だけ食って、ヤワラーを後にする。

 

午後は休養することにした。よく分からないが疲れているようだ。日本に比べれば、すごく暑いとは感じないバンコックではあるが、どうやら先日の関西旅行のツケが回ってきている。こういう時は大人しくしているのが一番だ。明日のお茶会の準備でもしようか。

 

8月3日(金)
お茶会1

翌朝は早めに起き、体調を確認する。いつものコーヒータイムを終えて、そのままタクシーに乗り込み、トンローに向かう。Mさんの家で開催されるバンコック茶会、一体何回開かれたんだろうか。毎回なぜかPCとテレビ画面の接続に苦労しているが、今回も何とか繋がる。

 

このお茶会、1年ぶりに開かれるが、毎回来て頂く常連さんと初めての方とで、良い感じで続いている。正直お茶とのご縁が少ないバンコックで、台湾茶の歴史の話をしてもどうかとは思うのだが、普段はほぼ聞く機会のない話ではあるので、偶には良いのかもしれない。次回はぜひタイのお茶の歴史、をお話ししたいと思った。

 

今回もヤワラーのお茶を出したり、台湾とヤワラーの繋がりを紹介してみたが、やはりご当地話の方がウケは良いし、話に入り易い。いずれにしてもいつも通り2時間があっという間に過ぎていく。因みに参加者の自己紹介をお願いしようと思いながら、全然できていないのは、私の困ったところだ。今回参加者の中にも、あとでFBを見たら、熊本県山鹿市出身の人がいた。山鹿は明治初期、日本で初めて紅茶伝習所が作られた場所だ、と伝えるべきだった。

 

お茶会参加者にランチに誘われた。会場のすぐ近くには日本食屋も沢山あるが、そこに最も勢いのある居酒屋チェーンが、プレミアムな居酒屋をオープンさせ、豪華なランチを提供していた。もう安いだけでないバンコック、このような試みは興味深い。そしてゆったりと美味しいランチを堪能する。

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