インドで自然療法2018(15)食って寝て体重増加

ちょっと休息してランチになる。何ともゆっくりな生活がよい。ご飯もカボチャが実にうまい。美味ければチャパティも進む。折角自然療法でダイエットしたのに、これでは太り始めてしまうではないか。なんとも嬉しい悲鳴だ。それでもやはりご飯は美味しい方がよい。昨年はそこまで感じなかったが、自然療法を経験したせいか、今年は特に美味しいと感じてしまう。

 

午後はシロダーラ。昨年はフランス人の実験台として体験したが、今年はちゃんとした施術を受けることになる。正直シロダーラは日本ではアユルベーダの象徴となっているが、それほど効果があるのか気になるところ。まずはいきなりゴーグルをつけて、シャバーサナで精神統一、そしてオイルが垂らされる。

 

前回はゴーグルの周りにオイルが溜まり、ちょっと不快だった思い出があるが、今回は全く何もなく、オイルが終わってもヨゲーシュは単に頭の周囲をちょっとマッサージしただけであえなく終了。気持ちよく眠れる感じではあるが、効き目がある、という雰囲気はない。ただ後で感じる所では、時々眠気が襲ってきたので、それなりに効果はあったのだ、と思う。

 

その後Wさんが同じくシロダーラを行った。頼まれていたので写真を撮ろうと待機していたが、いつまでも合図がなく、部屋をノックするとすでに施術が始まっていた。何だか人がやっているのを見ると、気持ちよさそうに見えるのが面白い。午後のフルーツとして、ブドウと釈迦頭を食べる。釈迦頭、ねっとりした甘味でこれまた美味しい。

 

夕方、ドクターと話を続ける。ドクターは17-20時の間は近くにクリニックに出勤し、患者を診ているというので、そのクリニックに連れて行ってもらうことにした。彼女は5時前に着替えると言って自室に戻ったが5時半になっても現れず、怪しいと思い、外へ出てみると、なんと前を歩いている。我々を撒くつもりだったのか?何か意味があるのだろうか。

 

久しぶりに外へ出た。クリニックに来てから散歩すらしていない。太陽がまぶしい。大通りまで出ると、車の往来が激しい。Wさんは道を渡るのは一苦労だと言っていたが、中国で鍛えた私にはさほど難しい道ではないと思えた。やはり全盛期の中国の交通地獄は凄かったということだろうか。

 

クリニックに入ると、奥の小窓からドクターが手を振っている。何とも可愛らしいのだが、我々を連れていく話はどうなったのか。全く不明である。患者さんは高齢者が多く、毎日かなりの人数を見るので最近は残業らしい。この日も午後9時半に戻って来た。アユルベーダドクターも大変である。

 

ところでスマホの電池が完全におかしくなり始めた。電池は十分に入っているはずなので突然電源が落ちてしまい、充電が必要と表示される。これを何度か繰り返している。充電器に差し込むとしばらくして元に戻るのだが、バックアップの充電器を持ち歩かない私にとって、スマホが使えなくなれば、時間すらわからない死活問題になる。どうすればよいのか。全く分からない。

 

2月28日(水)
アユルベーダ4日目

今朝も爽やかな朝を迎えた。朝食前にドクターがきて、脈を診る。『よく眠れていないのか?』と聞かれてドキリ。実は昨晩久しぶりに動画を見たのだが、しばらく見ていなかったせいか、ちょっと目に堪えたような気がしていた。朝の脈でいち早くその兆候が出てしまったらしい。ドクターは何でもお見通しというわけだ。コーンフレークの朝ご飯を済ませる。

 

午前中は普通のマッサージを行った。もう明日にはここを離れるので最後のマッサージになるはずだ。ヨゲーシュのそれは相変わらず押しが強い。足の筋などかなり痛いが気持ちはよい。いわゆる、イタ気持ちいい、というやつだ。スチームバスも最後。べたべたの体を洗うのも最後だった。名残惜しい。いよいよいつもの帰り際のインド再訪熱が出始めているらしい。

 

昼ごはんで出たサラダは胡麻のドレッシングのような味がとても美味。ただスープはデザート系のようで、それほど、といった感じ。自然療法場に比べれば非常に美味しいのだが、何となくばらつきもある。また明日ビレッチャナのWさんはギーを取らなければならないはずだが、全く運ばれてこないので、こちらから注文する羽目になる。

 

午後1時半前に迎えの車が来た。同時にシヴァ先生もやって来た。彼女はラトールさんの日本語学校の先生で、今日は我々を女子高に連れて行ってくれることになっている。聞けば、岡山にホームステイしたことがあるとかで、日本語はしっかりしている。プネーは岡山や和歌山と縁が深い。

 

プネーの細い旧市街地を車はくねくねと進む。バイクが多くてかなり運転は厄介だ。『インドでは皆交通ルールを守りません』とシヴァ先生は言う。日本は安全だともいう。確かにこの光景を見れば、そうだろうなと思う。学校は昨年同様立派な校舎を持っていた。中に入るとすぐに校長先生の顔が見えた。大きな招待状をもらい持参したが不要だった。

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