ヤンゴン散歩2014(8)ヤンゴンで上妻宏光を聞く

ジャパンエンターテイメントフェスティバル

会場に入るとお客さんがかなり入っており、ちょうど日本の松原某という歌手が『見上げてごらん夜の星を』と歌っていた。彼は演歌歌手のようだが、ミャンマー人の知っている歌を選んだのだろう。恐らくは彼の出番は既に終了していたのか。

 

司会は黒宮ニイナというミャンマー出身、日本育ちのタレント。こういう人が日本にいるんだ、と感心していたら、TTMが『うちのPPだって十分できる』とポツリ。確かに何となくPPに似ていなくもない。人生、どういう流れでそうなるか分からないもの。それからミャンマー人の有名な歌手が登場し、会場は大いに盛り上がった。

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そしてついに上妻宏光登場。彼は日本の津軽三味線奏者としてはかなり有名であり、私も家内からCDを渡され、北京で聞いていたことがある。モダンな音楽を三味線で演奏し、色々な楽器や歌手とのコラボも行うなど革命児。とにかくテンポがいい。今日もキレのある演奏を披露していた。これにはミャンマー人も唸る。そしてミャンマー人の女性歌手とのコラボも実現。

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更にはTさんが絡んで呼んだという井上ジョーという若い歌手も登場し、乾杯を歌う。長淵の乾杯は恐らくはミャンマー人が一番良く知っている日本の歌ではないか。ミャンマー語でもよく歌われている。こんなフェスティバルがヤンゴンで行われていようとは日本人は誰も思わないだろう。

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ヤンゴン住宅事情

コンサートはかなり盛り上がり、ミャンマー人の日本への関心の高さも分かった。だがTさんは言う『実は昨日の初日はお客が半分もいなかった。完全な宣伝ミス。昨日企業フェスの方で慌てて宣伝したら、今日これだけの人が来たのだから、主催者は一体何をやっていたのか?』と厳しい。

 

TさんとTTMと3人で夕飯を食べる。Tさんとは前回一度会っている。既に企業を退職しているが、ミャンマーで日本企業の仕事を請け負いながら、学生に奨学金を支給するなど、貢献している。5年以上にわたり、ミャンマー現地からの情報発信も行っている。前回は日本のマスコミ報道のいい加減さをお互い論じたりもした。

 

ヤンゴンで家賃が高騰しているのは、韓国系、中国系が数人で1つのマンションをシェアするのが理由の1つ。物件の不足もあり、家賃が多少高くても一人当たりが安いからどんどん借りてしまう。日本企業はそうはいかないから頭が痛い。ついで韓国系、中国系は現地従業員への給料安く、残業を沢山させて搾取する方法を採用している。日本企業とは根本的な競争力が違うなど、とても参考になる話があった。

 

そして明日午後Tさんの呼んだ井上ジョーがNHKワールドの取材でお寺を訪ねることを聞き、我々も参加することにして別れた。Tさん自身の家も家賃高騰で郊外に移ったという。ヤンゴンも住みにくくなった、ということだろうか。

 

2月10日(月)

ロッテリア

今日も朝から散歩に出た。このホテルの周囲には日本関係の物が沢山あった。旅行会社HISの支店、日本人経営の美容室、そしてマルハン銀行のオフィス。日本ではパチンコ屋であるマルハンはカンボジアやラオスで既に支店を開業しており、ヤンゴンでも近々開くのだろう。事務所にしては妙に立派な建物だ。

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ロッテリアもあった。日本では見る機会が限られるが、韓国勢が強いベトナムなどではよく見かける。ここヤンゴンでも韓国勢の勢いを見る思いだ。朝からそれなりにお客も入っている。ここも決して安い訳ではないが、お金のある人、若い人が食べている。お洒落なスポットなのだろう。

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ミャンマーの物としては、ゴールデンミャンマーというLCCが飛び始めたらしい。そのオフィスも見掛けた。国内線の料金がとても高いミャンマーで起爆剤になるのか?注目。次回地方へ行く際は乗ってみよう。

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