カンボジア・タイ 国境の旅2016(1)チャンスの訪れ

《カンボジア・タイ 国境の旅2016》  2016725-84

 

7月はケニアに行けるかと思ったが行けず、東欧に行く予定が無くなり、モンゴルの話も立ち消えた。何となく長い休みを取った。茶旅も5年を超え、かなりの疲れが見えてきた。この疲れは肉体的な疲労でもなく、嫌でやっている訳でもないので、精神的なものとも考えにくい。結果として、お茶を追いかけすぎた、やりたいことが多くなり過ぎた、そのプレッシャーに少し行き詰ったという結論に達し、お茶とは無縁の旅をしようと決めた。

 

2014年にカンボジアのプノンペンで行われた『ドリームガールズプロジェクト』というイベントに勝手に行き、参加した。このイベントは1年に1回、カンボジアの女性にデザインを描いてもらい、優秀な作品を選び、それを企業に売り込んで、商品化し、彼女らに仕事の機会を与えようというものだった。会場のホテルには200人以上が集まり、熱気に包まれていた。

 

そこにはカンボジアで活躍する日本人が数人、プレゼンターとして呼ばれていた。イベント後、打ち上げがあり、そこにも参加させてもらった。その時出会ったのがTさん。私より一回り以上歳上だが、非常に情熱的な元自衛官で、タイとカンボジアの国境で、ポルポト時代に埋められた地雷を処理していた。処理するだけでなく、その跡地にキャッサバを植え、キャッサバ焼酎を作っているという話が気になった。その焼酎は私が会社を辞める直前、2011年に頼まれて買ってきたカンボジア土産だったのだ。

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その後Tさんとは、FBでは繋がっていたものの、直接のコンタクトはなかった。ところが突然メッセージが来た。『クラウドファンディングに参加してほしい』、以前の私であれば、断っていたかもしれない。いや、返事すらしなかった可能性もある。だがここ数年アジアを歩いていて分かったこと、『ご縁は大切にする』『頼まれたことはピンチではなくチャンス』という考え方から、賛同の意を表して、早々に参加した。その特典として、『カンボジアの村に泊まれる』というのがあったのだ。

 

すぐにTさんに連絡を取ったが、彼もとても忙しい方で、実現しないかに思われた。だが7月終わり、ぽっかり時間が空いていた。ここしかない、とカンボジアの村へ行くことを決意した。カンボジアへは何度か行っているが、陸路で行くのは初めてだった。何だかバックパッカーになった気分で、まずはバンコックに向かった。

 

725日(月)
1. バンコックまで

夕方の便でバンコックに飛ぶため、いつもの電車に乗り、成田空港へ向かう。ところが乗換駅では、何のアナウンスもなかったのに、新宿まで来たら、行先で人身事故が発生していた。電車が2分遅れると謝るくせに、もっとも大事なことは乗客に伝えない、とはどういう訳だ。お陰で、先に進めず、20分間駅で待ち、しかも荷物を持った私は満員で乗れない。この状況が分かっていれば、突然別の路線に乗ったのに。

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だが、何とか電車に乗り込み、少しでも早く行こうと、急いでいると、何と予定時間より早く着いてしまった。実は今日は時間があるので、一番安い方法で成田を目指そうとしたのだが、そのルートは安いが時間はかなり掛かることが分かった。僅か150円程度の違いで、30分以上早いなんて、成田エクスプレスなど使う必要もないな、と思ってしまう。

 

そして空港にはタイ航空のカウンターが開く前に着いてしまった。既にWEBチェックインを済ませているというと、チェックイン開始30分前から荷物預けはOKと言われ、ホッとする。このサービスは良い。すでに何人もの人が荷物を預けるために並んでいた。それにしても出発3時間前に着いてしまうとは、とほほ。それから長いこと空港で時間をつぶした。

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定刻に出発したフライト。ここ数回乗っているお馴染みの新しい機体。きれいでよい。それにしてもタイ航空、機内プログラムがいつも同じで変化なし。日本映画は前回同様、小栗旬の『信長協奏曲』だけ。仕方なく、音楽を聴くが、これも前回と何も変わっていない。昨年から一度も入れ替えていないのではないだろうか。それでも私は竹内まりあのアルバムに聞き入る。彼女の音楽、基本的に変わっていない。特に『いのちの歌』はNHKドラマの主題歌、確か満島ひかりが主演だったと思うが、なんともいい。

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そんなことをしていると、時間が過ぎて行き、空港に着いた。荷物を受け取ると、すぐにシムカードを買う。10日間で449b。円高にもなっており、1500円でネット使い放題だ。今回の目的地はカンボジアだが、タイとの国境らしいから、恐らくはこれが使えるだろう。それにしてもタクシーはいつも悩みの種。空港タクシーは料金をごまかすか、態度が悪いか。今回は久しぶりに4階の出発ロビーに行ってみる。そこにもタクシーがおり、こちらは愛想がよい。

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2.バンコック

夜の高速はガラガラ。30分でいつもの定宿に着くと、フロントも笑顔で迎えてくれる。そして何と1年前から荷物を預けたままのKさんに連絡を取り、東京から持ってきた大型スーツケースを更に預けた。今回の帰りに荷物を入れて持ち帰るためだ。今回の旅のもう一つの目的、それがこの荷物引き取りだった。それにしてもこの宿の弱点はネットが弱いこと。ところが私のスマホではデザリングが出来ず、これが問題となる。今回は何とか解決策を見出そう。

 

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