Grabなどの車はいつ来るか分からないので、外で待っているとタクシーが来たので乗り込んだ。これが一番便利なのだが。しかもエンポリアムまで50バーツで行くからGrabよりかなり安い。プロンポーンには二つの用事があった。銀行の用事は呆気なく終了する(但しよく分からないコミッションを取られたが)。
もう一つはAIS。これまで使って格安パッケージが見付からないので困っていた。確かエムクオーティエにあったはずだと探し回ったがなかなか見つからない。去年行った場所が分からない、はやはりボケの進化か。ようやく見つけたが、何とVIP会員専用になっていて庶民の面倒は見てくれない。

庶民のAISは新しくできたモールの中にあった。そこはほぼお客がおらず、ゆっくり相談することが出来た。英語も何とか通じた。だが、私が欲していた格安パッケージはやはり無くなっており、しかもほぼ同じ内容のパッケージは1000バーツもするというので驚いた。突然こんなに値上げするのか。まあ、確かに今までが安すぎたとは言えるが、取り敢えず何も買わずに去る。

そこからアソークまで歩き、MRTに乗ってヤワラーを目指す。夕飯をMさんと食べるためだが、少し時間があったので、取り敢えずファランポーン駅で降りて、集友茶行へ向かった。何となく時間潰しのつもりだったが、ここで王さんから、プーアル茶に関する貴重な証言を得た。やはり何もないと思っても雑談しに行く必要性を強く感じる。そこへMさんも合流する。よくここが分かったなあ、と感心する。

そこからヤワラーを散歩する。さすがMさん、ヤワラーも良く知っている。客家会館から先に歩いて行くと、そこにあるはずだった、あのヤワラー一入り難いカフェ、が無くなっていた。とMさんに話していたら、道を曲がったところでMさんが『ここじゃない』という。見ると店はキレイに変わっていたが、あの目の鋭い常連さんたちは健在でこちらを向いていた。折角なので店に入り、ドリンクを飲んだ。なんだか不思議な空間だった。

そして夕飯は潮州料理。初めて行くその店は普通な感じで、特に老舗とも見えないが、魚生など潮州系料理がメニューに載っており、まだ陽があるうちからお客が飲み食いしていた。唐山魚片粥というのを頼んでみると、量は多かったが、味は抜群だった。次回はこれだけ食べに来ようかと思う。


8月8日(木)チェンマイへ
翌朝は荷物を纏めて宿を出る。Boltで車が出るまでの間、ちょうど来ておられたSさんと雑談する。もう70歳だそうだが、その元気はなぜか衰えを見せない。すごいな、と思うが、羨ましいとはなぜか思わない。私はもう旅も含めてゆっくりと過ごしたい気分だったのだろう。

車が来ればドムアン空港まで30分で行ける。今回は預け荷物のトラブルもなく、かなり余裕をもって搭乗ゲートに向かった。だが出発時間間際になっても、搭乗が開始される気配もなく、何と飛行機から搭乗員が下りてきてしまう。係員に聞いてみると、15分後というのだが、そんなはずはない。もう一人の係員は『機体トラブル』を認め、2時間待つように言う。昔なら『何とかしろ』などと言っていたかもしれないが、今やそんな元気もなく、ただただ外を眺めて過ごす。
