ラオス鉄道旅2022(4)メコンを見ながらルアンパバーンを歩く

自分の宿の前で降りる。部屋は1階で広い。プール前で椅子もある。何となくリラックス出来そうな宿だった。スタッフの男性も実に柔らかい対応。取り敢えず腹が減ったので近所の夜市に行ってみる。まだ陽は高く、夜市は準備中だった。それでも一部が食べ物を提供していていたので、麺を食べた。

夜市には地元民が多いように感じた。タイ人などもいたと思うが、区別はつかない。白人、そして日本人も見かけたが多くはない。Tシャツを忘れたので買ったが、安いのか高いのかの感覚がない。ただ一番大きなサイズを買っても洗えばちじむ。美味しそうなチョコクロワッサンが出ていたので、思わず買う。ラオスに来たら、パンを食べないと。

ラオスはコロナ禍でずっと鎖国していたが5月に突然開国したと聞く。観光客は少なく(一番の原因は中国人が来ないことか)、まだ周知されていないのだろうか。部屋でTVを点けるとバドミントンの世界選手権で、山口茜とアンセヨンが戦っていた。茜ちゃん、強すぎるよ。

8月28日(日)ルアンパバーン散策

朝からとてもいい天気だった。朝食はオムレツとフルーツ。気持ちよく頂く。あまり暑くならないうちにと、フラフラ歩きだす。昨日の夜市の近くの径に入ると、朝市が開かれている。こちらは地元民用だろうか。そこを突き抜けると、観光客とバスが集まっていた。入ろうとする警備員に正面に回るように促される。

ここは博物館だった。ただGoogleでは今日は休みとの表示が出ていたので何ともラッキー。荷物を預けるところへ行くと横は劇場。そうか、8年前にこの劇場に来た記憶が蘇る。日曜日で思ったより観光客が多く、ゆっくり見学できなかった。王宮だったここにはそれなりの歴史が積み重なっていたが、それもラオスの社会主義化で消えて行ったらしい。敷地内には素晴らしい庭と、大きなお堂、そして王様の像もある。

隣の寺を眺めてから、また先の径に入る。そこにはヘリテージセンターがあり、伝統家屋が見えた。中では民族衣装を借りて写真を撮る観光客の女性が多く、ここもゆっくり見ないで退散した。その細い道を突き抜けると、雄大なメコンが現れた。まあ今回もこの景色が見られれば満足だった。

ちょうど向こう岸に渡る船が出る場所。私も8年前は向こうまで行った記憶がある。そこから少し行き、川べりでコーラを頼み、ゆっくりと川を眺めた。風がそよそよと気持ちよい。かなり長い時間座っていたが、何とか立ち上がり、雑貨店で飲み物を買い込み、宿近くの雰囲気の良い寺を見て、宿へ引き揚げた。

宿でまたテレビを点けると、バドミントンが始まっていたが、なぜか途中から映らなくなり、スタッフに来てもらっててんやわんや。スタッフの活躍で何とか回復し、無事茜ちゃんの優勝を見た。外は相当に暑く、目の前のプールに入ろうか悩んだが、子供連れがいたので遠慮した。

その後また腹が減ってきたので、暑い中を川べりまで歩き、チャーハンを食べた。ここは鍋のいい音がしていたので、間違いないと思ってが、やはり正解だった。付いてきたスープも美味しい。観光客用とは思えないクオリティーだった。帰りにタイで庶民の味方とも言われるカフェアマゾン(ドリンクが安い)があったので入ろうかと思ったが、止めておいた。

代わりに昨晩買ったクロワッサンを屋台ではなく、そのお店で買ったら、値段がだいぶん安かった。屋台は出店料がかかるのだろうか。これが夕飯替わりとなり、その後は宿でダラダラと過ごした。結局目の前のプールには入らずに終わる。

8月29日(月)ルアンパバーン散策2

今朝はバナナパンケーキで一日を始めた。まあまあの出だしだ。それからシャワーを浴びたり、原稿を書いたりして午前中を過ごす。今日は列車が夕方なので、チェックアウト後の過ごし方が難しかった。取り敢えずふらふら歩いていると暑さが堪える。近くに鉄道の切符売場があったので聞いてみると、ここでは現金は受取らず、ラオスのキャッシュレス決済か銀聯カードのみが使えると説明された。これまでの3か所、全て支払い方法が異なるのは何とも困る。

切符売場の横には床屋があり、昭和感溢れる?風情が見られた。それを見て、今日もまたメコン川を眺めることにしたのだが、何だか日陰を探してずっと歩いてしまい、クタクタになる。最後はほぼ端っこのワットシェントーンまで行ってしまい、どうかしていた。まあ川風に吹かれるのは悪くはない。折り返して反対側を歩いて帰る。こちらも川なのでゆっくり眺めながら歩く。

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