タイ北部お茶散歩2015(1)チェンマイ 待ち合わせはDin Dee カフェで

《タイ北部散歩2015》  2015年2月14日-21日

カンボジアの旅から戻り、バンコックで定例のお茶会をした。そして今回はもう一つのイベントが待っていた。それはチェンマイ郊外の茶園ツアーへの参加だった。更には折角なので、この機会にチェンマイから足を伸ばしてゴールデントライアングルを越え、ラオス北部の茶畑を目指したいと考えた。ラオス北部には相当に古い茶樹があると聞いていたからだ。ただつてはない、計画性もない。さて、どうなるのだろうか。そうは簡単には行かないのが私の旅のはずだが。

2月14日(土)1.チェンマイ
バレンタインデーにノックエアーで

朝9時のノックエアーでチェンマイへ向かう。今回の茶園ツアーのメンバーはお茶会常連のIMさんとUさん、日本茶アドバイザーのIYさんのバンコック在住組。そしてもう一人は昆明在住の日本人Gさん。何と全て女性である。Gさんは先日のバンコック茶会にラオス北部からバスを30数時間乗り継いで参加。そしてそのまま夜行でチェンマイに先乗りしたつわもの。そのバイタリティー、とても女性とは思えない。茶にかける情熱?は半端ない。

ドムアン空港にかなり早く着くと、既にUさんがPCを開けて仕事をしていた。いつもFacebookでは楽しそうに遊んでいる写真しかアップされないので、真剣に仕事をしている姿は初めて見た。ああ、皆さん仕事のストレス抱えているんだな。この旅がストレス解消になればいいな、と思う。私もつられて旅行記を書いていると、IMさんが飄々と登場。そしてノックエアーファンクラブのIYさんも時間通りやってきた。因みにノックエアーは空港内に独自のWiFiを設置しており、空港無料WiFiよりスピードが速い。

フライトはほぼ定刻に、ほぼ満員の乗客を乗せて出発した。搭乗ゲートで驚いたのは、若いCAが頭に天使のような被り物??をしていたこと。Uさんが思わず『おー』と声を上げた。ノックエアーはタイのLCCながら、預け荷物20kg無料とか、水とパンを出すなど、ちょっとしたサービスでファンが多い。実は今日はバレンタインデー。タイにもバレンタインがあるのか、などと野暮なことを考えていると、何と機内のカップルを探して、彼女が一緒に写真に納まるという奇抜なサービスを展開していた。これはこれで面白い。タイ人もこういう企画には結構ノリが良く、若者も年配者もCAを呼んでいた。

1時間ほどでチェンマイ空港に着陸。今回のツアー、まずはチェンマイで休息・ランチして、それから車でチェンマイ郊外メーテンにあるリスロッジへ向かう。空港から予定しているカフェまでは空港タクシー。チェンマイは本当に不思議な所で、タクシーは市内まで一律160バーツ。そして市内にはタクシーは1台も走っていない。何故だろうか。ちょうど大型タクシーがあり、荷物を積んで出発したが、ものの10分で到着した。これで160バーツ?どうみても暴利だ。4人で割ったから、一人40バーツだったので何とか気持ちを納める。

Din Dee カフェ

昨年11月に訪れたチェンマイ。そこでなぜかゆるカフェ巡りをした。そしてたどり着いたのが、この土の家、Din Dee。チェンマイ大学の校内にある。ここの抜群の緩さ、一度で魅了された。今回行くと更に土の家が草深く?なっていた。雨季が近づいているからだろうか。ただ前回と違い、土曜日のせいか、お客さんがそこそこにいた。午前中ということもあり、午後の気だるい雰囲気はなく、午前の爽やかな状況だった。それもまたよい。

店に入るとすでにチェンマイ入りしていたGさんが大きなバックバックを持って来ていた。開店と同時に入ってずっとネットしていたらしい。我々も飲み物を頼んで、まずはお茶タイム。そこでお互いの近況などを語り合い、これからの旅のムードを高める。すると店内にはどんどんお客さんが入ってきて、ほぼ満員になる。何とUさんはここで知り合いの日本人一家と再会していた。チェンマイ在住の日本人なら誰でも知っている場所、チェンマイ大学あたりでイベントでもあれば、皆が立ち寄る場所、という位置づけだろうか。

少し経つと皆さんお茶にも飽きて、チェンマイでも最近お洒落なお店が連なるというニンマヘミン通りへ偵察に出掛けて行く。カフェからほど近く、雑貨や服の店がいくつもあったようだが、私には全く興味がない分野の話。女子にはとてもついていけないので、一人残って、早起きした体を休める。頭をボーっとさせる。この気だるい空間はいい。このカフェのオーナー、日本人だというのでお話してみたかったが、お客が多く、誰がオーナーかよく分からなかった。

それからご飯を注文して、ゆるゆると食べる。ここの食べ物、本当に美味しい。辛いタイ料理に疲れたあなた向け、という感じで胃にやさしい。前回食べてとても美味しかった『ごぼうと雑魚の和風チャーハン(野菜スープ付)』を注文。とても日本を感じさせる味ながら、日本にもないな、という一品。優れものだ。

ダラダラと過ごしていると、IMさんが外にあるトイレから戻り、『もうお迎えの車が来ている』という。リスロッジの場所が分からないので、チャーターしたロッジの車をこのカフェに回してもらっていた。1時の約束だったが、30分前には到着したらしい。もうちょっとタラタラしていたかったが、次のツアーもワクワクするので、早めの出発となる。

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