マレーシア茶及び食の旅(6)バンコクのプーアル茶荘へ

乗り慣れたタイライオン航空で1時間。あっと言う間にバンコクに到着した。日差しが強く暑い。南国ハジャイから来たのに、バテテしまいそうだ。ドムアン空港から久しぶりに電車を乗り継いでアソークまでやってきた。ちょっとターミナル21に寄ったら、とんかつ和幸が目に入ってしまい。思わず入店。チェンマイでは食べられないので仕方がない。

ロースかつ膳350バーツ、お茶30バーツ、諸諸で400バーツは越える。チェンマイでこんな贅沢な食事はとったことが無い。もうすぐ日本に帰るのに、と思いながら噛みしめる。以前は大行列だった和幸も、時間が早かったせいか、飽きられ始めているのか、お客はそれほど多くはなかった。日本に行って食べる人も増えたのではないか。

そこからBTSで郊外のサムローンまで行き、イエローラインに乗り換える。いつの間にか出来ていた路線、私は初めて乗る。駅は少し離れていたが、係員が親切に指をさして教えてくれた。コロナ後気が付いてみるとバンコクはBTSだらけになっている。この路線はずっと高架を走り、天気が良いので気分も良い。

30分ほど乗ると、目的地ケランタンに着いた。この名前、マレーシアの地名?もう一駅乗るとエアポートリンクに接続するから、帰りはここから帰ればよかった?次回のために記憶しておこう。駅前のモールに目的地の茶荘はあるというが、このモール自体が閑散としていて、ちょっと不思議。平日だからだろうか。

なぜマレーシアからここにやってきたのか。それはイポーの郭さんが紹介してくれたプーアル茶屋の張さんを訪ねるためだった。張さんは北タイの茶歴史にも詳しいと聞いていた。お店は20年ほど前にプーアル茶を商うために開いたという。タイとしてはかなり早い段階で開かれたプーアル茶荘ということだ。

そして何と張さんはメーサロンで育っていた。私がこれまで調べてきた北タイのプーアル茶関係者の名前もほぼ知っており、一部資料を見せてくれ、またメーサロンの親族から聞いたという話しも披露してくれた。ワーウイの最新プーアル茶事情はさすがプーアル茶屋さんだった。ずっと話していたかったが、もう1軒用事があり、泣く泣く別れた。

何と又イエローラインに乗り、元の路線でトンローまで戻った。そこで1件用事を済ませて、プロンポーンまで行き、パン屋で明日のパンを買う。ふと見るとそば屋が目に入り、そばとかつ丼のセットを食べてしまう。さっきとんかつ食べたばかりだが、もうどうにも止まらない。

よく見ると、何とその横にはあの福岡の名店、ウエストが店を出している。こちらでごぼう天うどんでも良かったなと、頭が完全に日本になる。さすがスクンビット、日本度が爆上りしてしまう。あまりに腹が一杯となり、アソークまで歩いてからMRT、エアポートリンクと乗り継ぐ。

ちょうど退勤時間と重なり、どちらもめちゃ込みでかなり疲れる。チェンマイにはない、必要のない体験となる。大都会バンコクはやはり疲れる。何とかスワナンプーム空港まで辿り着いたが、こんなことならさっきの張さんのところからは凄く近かったのに。今回はベトジェットでチェンマイへ帰る。何でこのフライトはドムアンから出ないのだろうか、と考えていると、夜景のチェンマイが見えてきた。既に感覚はホームタウン。

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