スリランカ紅茶の買付茶旅2016(10)一人でバスに乗りハプタレーへ

ついに一人旅へ

ルフナの茶園訪問はこの1軒で終了した。ルフナではこの茶園を見れば十分とのことだった。これ以上、忙しいルアンさんに迷惑を掛ける訳にはいかないので、一人で行動する旨を申し出た。行先は今回行っていないウバのハプタレーにした。特に理由はない。行ったことがないからだ。ハプタレーまで車で送ってもらっては、ルアンさんたちが帰るのが大変になる。検討の結果、ラトナプーラでバスに乗せてもらい、そこで別れることになった。

 

まだ時間的には早かったが、軽く昼ご飯を食べることにした。道沿いのおしゃれなカフェに入る。近くに茶工場が見えたが、このカフェも茶園経営者がやっていると聞いた。2階は結婚式の披露宴会場のようだった。スリランカでも結婚式は盛大に行われるということを4年前のコロンボで見てきていたのだが、地方都市でもそれは変わらないらしい。

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美味しそうなパンが並んでいたが、チキンパンとツナパンを選んでみた。ちょっとスパイシーだが、予想よりはるかに味がよかった。パンそのものがしっかりしている。しかし何だか食べていると疲れがどっと出てきた。これから一人になることに対する、面倒くさい、という感覚からだろうか。これはいつも起こる現象ではあるが、ワクワク感より、緊張感が先走る。

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車はラトナプーラの街中へ入っていく。バスターミナルを見つけ、ルアンさんが聞いてくれたところ、ここ始発でハプタレー行のバスはないということだった。しかもターミナルに入るバスではなく、通りを過ぎているバスの中から、ハプタレーを通過するバスを探して乗り込まなければならないということが分かる。一人だったら、ちょっと面倒だったな。

 

これはいつ来るかわからないな、と思っていると、突然ルアンさんがあれだ、と走り出す。私も追っていくと、このバスがハプタレーへ行くと確認でき、急に乗り込むことになった。私は大きな荷物を持っていたが、席が空いていたので、ルアンさんがバスに押し込んでくれた。荷物は車掌とルアンさんでどこかへしまい込んでしまった。何とお世話になったYさんに挨拶する間もなく、バスの座席に座る。これは大変申し訳なかったが、如何ともし難い。バスはほぼ満員の乗客を乗せて走り出す。ルアンさんが手を振って見送ってくれた。

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ハプタレーまで

このバスはローカルバス。どこから来て、どこへ行くのか文字が読めず分らない。しかしよくよく見ると小さな字で英語表記があり、コロンボ-バッドゥラと書かれていたので、コロンボから来たのだろう。いずれにしても結構長距離を走るため、バス自体はしっかりしたガタイを持っていた。以前スリランカで乗ったことがあるのは、インターシティという長距離バス。こちらは座席も広く快適だったが、今回は座席が狭く、しかも堅かった。それでもラオスを経験していると、なんということもないと思えるのが、自分でもすごい!

 

乗客は相当乗っており、立っている若者もいた。快適のバスの旅、という感じはなかった。窓から心地よい風が入ってこなければ、ちょっと息苦しかったかもしれない。ラトナプーラを出て、国道をひた走っていく。勿論途中で降りる人、乗る人がおり、ちょくちょく停まる。その度に車掌がテキパキと動く。彼は簡単な英語を話す。実は自分の荷物に不安があったのだが、彼なら安心だと思えた。因みにバス代は200rp、安いのだろうか。

 

バスは単調に進んでいく。田舎道を走り、小さな街を通過する。景色もあまり変わらない。老夫婦がもたれ合うように寝入っている。如何にもローカルバスの風情だった。1時間半ぐらい経って、トイレ休憩があった。午後1時半過ぎだったが、ランチタイムだったのだろう。スリランカでも『ホテル』は『レストラン』の意味であることが多く、ここでもそのように表示されていた。私はトイレに行っただけで暇を持て余した。同じ行き先の別会社のバスも停まっていた。こちらの方がきれいに見えたが、2社が競っているようだ。

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そこから30分、ウトウトしていたら突然車掌が『着いたぞ』と声を掛けてきた。外を見ると、線路が見え、そしてちょうど列車がやってきた。その道路脇で降ろされる。降りたのは数人だけだった。懸命に車掌を捕まえて、荷物は、と聞くと、慌てるな、と言って、バスの後ろのトランクから出してくれた。そして笑顔で別れた。

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 7.ハプタレー

眺めの良いホテルへ

さて、ここからどうするか。全く何も決めていない。ハプタレーはかなり小さな街のようだった。少しにぎやかな方に進むが、ホテルらしきものは見えない。バックパッカーの白人が数人、歩いていくので、付いていこうかと思ったが、何となく疲れており、止めた。

 

旅行作家Sさんの旅なら、まずは何を置いても、駅に行き、次の目的地の切符を買うだろうが、私はまずは宿を決め、荷物を下ろしてから、ゆっくりと駅へ行きたい。そういう旅だ。仕方なく、バンコックで念のため購入しておいた地球の歩き方を取り出して眺めると、現在位置からすぐのところに眺めが最高のホテルがあると書かれていた。料金も手ごろだったので、行ってみることにした。

 

かなり分り難い小道を下っていく。もしこれで部屋がないと言われると、この坂を上がらなければならないな、と思いながら、ホテルに入っていく。マネージャーが出てきたので、部屋はあるか、と聞くと、ちょっと考えてから、1泊だけならちょっと広い部屋がある、という。

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その部屋は入り口の横だった。しかもベッドが3つある3人部屋だが、清潔感があり、しかもロビーに近いため、部屋でもWi-Fiが繋がる。熱いお湯も出るという。そして何といってもバルコニーがあり、そこからの景色が異常に素晴らしい。これで1泊2500rpなら、誰も文句はない。本当はもう1泊したかったのだが、まあ、今日はラッキーだった。

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