突然行く台湾北部茶旅2015(1)なぜか台北へ

《台北茶旅2015》  2015年12月6-11日

 

11月に台湾南部を旅していた。確かに台湾はいいところだな、と実感できる旅ではあった。だがしかし、まさか3週間も経たないうちにまた台湾に来ることになろうとは全く想定外だった。何か台湾に引き寄せられることでもあるのだろうか。そう思って試しに前回会えなかったジョニーに連絡してみたら、『え、その時は箱根の温泉だよ』との答え。あんまりご縁はなさそうだな、今回の台湾。

 

ところでなぜ台湾へ行くのか。それは台湾とは関係がなかった。実はためていたマイレージの期限切れが12月に迫っていることに突然気が付いたからだった。これまでも期限切れは起こるはずだったが、一度もそれを気にしなかったのは、北京に留学していた息子が年に2回、確実にマイルを消化していたからだった。その彼も昨年帰国してしまっており、今回目の前にマイルが現れてきた。

 

どうして台湾になったのか。それは最小マイルで行けるところだったこと。中国や香港、韓国には別途行く予定があったので、消去法で台北になってしまったという訳だ。しかも台北行きはローシーズンということで、通常2万マイルのところ、1.7万マイルでよかったのも影響していた。そんなに混んでいないというのも有難いと思ったのだが、なぜか事前の座席予約ではお気に入りの通路側を取ることが出来なかった。2週間前の予約で?何とも幸先が悪い。

 

12月6日(日)

1.台北

台北まで

12月の東京は夜明けが遅かった。6時過ぎでも外は真っ暗で、清掃車が駅前に駐車していたのが、それをよく表していた。羽田空港まではいつものように電車で行った。日曜日なので電車は混んではいない。カウンターで聞くと『通路側の座席が用意できます』との答えでホッとしたが、何故予約画面には通路側座席が1席も空いていなかったのかは、全く不明だった。

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それにしても羽田空港の税関審査の長蛇の列は何とかして欲しい。アジアの空港では審査に時間のかかるところが多いのは事実だが、これほどまでに効率の悪いところはあるだろうか。兎に角丁寧すぎるのである。スピードというものがまるで感じられない。中国人などは『これこそ日本の良さ』と思っている人もいると聞いて、驚いてしまったが、どうなんだろう。

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ローシーズンということだったが、フライトはかなり混んでいた。今や中国には行かない日本人の行き先ナンバーワンは台湾ではないかと思うほど、日本人は台湾によく行く。全日空もこの季節にこんなに乗客がいるとは想定外だったのかもしれない。機内の映画はなぜか木村拓哉主演のHEROを見る。何と事件が起こった日時が12月6日の午前11時、まさに今見ているこの時間じゃないか。単なる偶然ではあるが、こんなところにも何かあるのではないか、と思ってしまう私。

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12時半に無事に松山空港に到着。中華電信で3週間前に買ったシムカードを出してみるが『これ、使えません』とあっさり言われ、新規購入。実は前回、なぜか電話が使えなくて困った旨伝えると、おにいさんが、一生懸命、その理由を探っている。彼は実に丁寧な言葉遣いであり、しかもかなりのノウハウを持っているように見える。オタク系のスタッフである。だがその彼でも、結局原因はつかめず、今回もスマホは使えても電話はできない状態に。これは困るので仕方なく、もう1枚100元のシムを購入して、予備の携帯に挿入する。

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駅前の宿

それから地下鉄に乗り、台北駅前に着く。何となく雲行きが怪しい。雨の気配だ。いつもと違う宿を予約したが、やはり駅前である。簡単に見つかると思ったが、どうも最近方向感覚がおかしい。スマホで位置を確認して、何とかビルにたどり着く。古いビルでエレベーターなどない。1階で呼び出すと管理人の日本人が降りてきて案内してくれた。4階まで上がるのは結構大変だ。

 

最近はこんな感じの日本人宿が増えているらしい。ここも1年半前に出来たとか。前回の経験からドミトリーには泊まらず、個室を予約。個室は更に1階上にあり、結構快適な空間だった。快適な空間なら、リビングに出ていく必要もなく、結局この宿に3泊したが、殆ど宿泊者との交流はなかった。

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個室だと料金的にもそれほど安いわけでもなく、それでいて階段の上り下りは大変だ。部屋にトイレもない。それでも泊る理由があるとすれば、それは管理人や他の宿泊者との交流、情報交換などだろうが、それをしないのであれば、ホテルに泊まる方が快適なのである。まあ、宿泊客もそれほど多くなく、トイレやシャワーで困ることはなかったが、何だかなあ。

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