《蘇州お茶散歩2013》(5)蘇州 昼は白魚、夜は蟹

豪華な昼ご飯

それから立派な庭園レストランへ行く。杭州ほどではないが、蘇州にもお金持ちが多く、また文人も多い。趣のあるレストランが作られるのも当然だろう。中には誰もいなかったが、予約したのだろう、我々の席は用意されていた。

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蘇州、太湖の名物、白魚。柔らかくとろけるように美味い。家から持ってきたじゅんさいをスープにしてもらっていたが、こちらも豪勢だった。あっさりしたスープに仕上がり、何杯でもお替りできた。碗からじゅんさいがはみ出すほどで、これほどのじゅんさいを一度に食べたのは初めてだった。

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そしてそのまま庭を散策し、これまた立派な建物に入る。呉濃、と書かれているが、何だか博物館に入るようだ。中は薄暗かったが、董事長という肩書の人が、蘇州の茶の歴史などを話してくれた。ちょっと趣があり過ぎて、お茶が買えるかどうかも分からず、話だけ聞いて退散した。今回の茶旅は茶畑までやってきたが、茶葉なしという結果に終わる。

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帰る前にじゅんさいの養殖池を見学した。その脇に新しい工場を作っていた。池は結構広いので、どこにじゅんさいがあるのかすら、分からなかった。お土産にこの池でじゅんさいを取る時に一緒に取れた蟹を貰う。じゅんさい池に蟹がいるのかと思ったが、どうやら隣は蟹の養殖池らしい。まさに上海ガニ、そのものが迷いこんできている。

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4. 蘇州2

晩御飯は蟹

その夜は王さんの家で蟹パーティーとなる。何とも意外な展開だが、中国ではよくあること。ここで上海ガニにありつけるとは、何とも。この蟹は本当に美味しかった。久しぶりに蟹を堪能した。

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王さんの家にはお母さんがいたが、ご主人は出張中で会えなかった。色々とビジネスをやっていて、忙しいようだった。一人息子はカナダへの留学が始まり不在だった。王さんは自分のビジネスをしながら、お母さんの世話、ご主人の会社の世話、息子の面倒を見てきたわけで、その苦労は大変なものだった老が、そんなことはおくびにも出さない。

 

もう一人客がいた。何と上海復旦大学で王さんの同級生、日本語学科卒の男性、王さんだった。現在は上海で人材紹介業をやっているようで、偶々出張できていたらしい。恐らく留学当時キャンパスですれ違ったりしていただろうが、覚えはない。ただ同じ空気を吸っていた者同士、すぐに打ち解けた。彼は日本へ留学し、日系金融機関で働いていたが、見切りをつけて独立したようだ。何とも楽しい蟹パーティーだった。

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