広東茶食旅(マカオ・珠海・順徳)2025(7)順徳から地下鉄で広州へ

ちょうどそこに地下鉄駅があったので、折角なので練習を兼ねて一駅乗ってみることにした。ようは切符をどのように買うのか、身分証などが必要なのかの確認だったが、全くの杞憂。自販機で5元、10元札を入れるだけで簡単に買え、簡単に乗れた。ここでも現金使用に問題はなかった。一駅で降りて宿に戻る。

夕方ちょっと外へ出て夕飯にありつく。近所で煲仔飯を食べる。きれいなお店で、メニューがすごく多い。具材によってはかなり高いのだが、私はいつもの腊肉飯にする。おこげが香ばしくてそそられる。煲仔飯も広東料理の代表の1つと言われているが、順徳あたりが発祥なのだろうか。先日池袋で食べた時と、代金はほぼ同じ。夜は卓球を見て過ごす。

3月14日(金)広州へ

何だか疲れが出てきた。これまでそれほど大変な旅をしてきたわけでもないのに、老化が激しい。宿に付いている朝ご飯をゆっくり頂く。中国ではとにかくお粥だ。それでも牛腩を見付けて手を出し、思いっきり粥に入れてしまう。まあ食べられるうちは、まだ元気だということだろう。

今日は広州へ向かうのだが、その前に散歩に出た。昨日博物館に行く時、車で通りかかった川沿いの古い町並みが気になっていた。歩いてみると10分ちょっとで到着した。この辺りが100年前の順徳繁栄の源らしい。川の向こう側に古い家がずらっと並んでいたので、橋を渡ってみる。

既に住んでいる人は多くはないようだが、狭い路地に家々はキレイに残っており、一部は改修もされている。この敷地、川向うから見た時より、はるかに広いことが分かる。街の文化財として保存されているのだろうか。武帝廟があり、住人が静かに祈りを捧げているのは印象的だった。

そこから川沿いに進むと、第一埠頭が見えてきた。ここは観光地化しており、その先が我が宿がある観光街に繋がっている。この辺が昔の中心であることはよく分かる。もう少し何か食べてみたかったが、腹がそれを許さず、順徳美食の旅はここで終わりを告げた。後は部屋に戻り、荷物を整理して駅へ向かった。

宿のすぐ近くに大良鐘楼駅があった。広州までどうやって行こうかと検索したら、何と地下鉄を乗り継げば行けるという。何とも便利になったものだ。駅の自販機で切符を買おうと思ったが、広州駅までの料金が分からず案内所で聞くとすぐに教えてくれた。仏山市から広州市へ向かうのだが、通しで切符は買える。しかも僅か9元だった。

仏山地下鉄3号線に乗るときれいでよい。仏山には一体どれだけの地下鉄が走っているのか。4号線まで確認した時、途中の北滘公園で広州地下鉄7号線に乗り換えた。広州の路線がここまで伸びてきている。この駅では電車の両サイドのドアが開く。ここで双方が折り返すということか。次の駅名は「美的」、懐かしい企業名だった。

検索通り、7号線を石壁駅で降りて、2号線を待つ。ところが2号線は広州南駅始発であり、7号線の1つ前の駅でもある。案の定、やって来た2号線は大混雑。こんなことなら、南駅で降りて始発を待てば座れたのに、とだんだん欲が出てくる。そこから広州方面を向かうので乗客はどんどん増えてかなり疲れた。最終的に広州駅の1つ先、三元里まで合計約1時間半かかったが、無事に何とか広州に到着した。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です