目が少し病んできたので、チェンマイから帰国後、眼科に掛かっており、念のため海外旅をセーブした。そういえば1月は元々日本にいることにしていたので、兼ねてから一度行きたいと思っていた大阪のお茶イベントへ行ってみることにした。
通天閣から牛すじカレー
数か月前、大大阪茶会に行きたいな、と思った時、ある方が「大阪へ行くならJALのセールがあるよ」と教えてくれた。調べたら何と羽田‐伊丹が7000円だったので、取り敢えず予約しておいた。新幹線の半額で行けるなら、こんな安いものはない。JAL国内線に乗るのは10年ぶりだろうか。羽田空港のターミナルもいつもと違うのはとても新鮮で、方々歩き回る。機体にはディズニーシーが描かれ、機内もそのコマーシャルで埋まっている。

伊丹空港には一昨年高知から飛んできたことがあったが、夜着いたのでバスで難波に直行し、空港内はよく見ていなかった。モノレールがあるというので、それに乗ろうと歩いたが、かなり離れていた。眺めの良いモノレールはすぐに終わり、何となく懐かしい千里中央で乗り換え、淀屋橋まで行った。


そこから川沿いを歩いて行く。日銀や三井住友銀行など、古びたいい感じの建物が見える。その先にある肥後橋に宿をとっており、そこに荷物を預けて外へ出た。腹が減っていたので、すぐ横のレストランに飛び込んだが、既に昼の営業は終わっていた。仕方なく、地下鉄に乗ったら、ご飯より大阪歴史博物館に行きたくなる。

地下鉄を乗り換えて、谷町四丁目で降りると、大阪城が見えた。その前にNHKと博物館があった。更に広場には「難波宮跡」と書かれており、再現された建屋も存在している。付近を歩いているのは外国人が多い。博物館に入り、チケットを買ってエレベーターで10階へ行く。外を見ると、大阪城も難波宮跡もよく見える。展示を見始めると平城京と難波宮は並立していたことを再認識する。

突然、というか再度ものすごく腹が減り、耐えられなくなる。1階に戻り、再入場可能であることを確認して外へ出た。近所の食堂はなく、少し離れたうどん屋へ滑り込む。肉ごぼてんうどんを思いっきり腹に流し込む。ああ、旨い。周囲で食べているのは外国人ばかり。博物館も外国人が多い。インバウンド需要、オーバーツーリズムは凄い。


博物館に戻り、展示をズラッと見ていく。4階にも分かれており、ゆっくり見ていたら、かなりの時間を要した。江戸期の大阪の様子、戦前の大阪の繁栄など、見所満載だった。私が泊る川沿いも、北側には諸藩の米蔵が並んでいた。1つ1つをじっくり歩く、いつかしてみたい気分だ。


そこから先ほど上から見た難波宮跡へ行ってみる。かなり広々とした敷地には、台座など一部が復元されているが、空がとても広い。大阪の中心地にこんな空間があること事態がすごい。そこから何となく通天閣に行ってみる。恐らく高校の修学旅行以来ではないだろうか。地下鉄駅から地上に出て、裏側から通天閣を眺めるとちょっと違って見えた。商店街もそれほど賑わってはいない。


だが反対側に回ると外国人中心に人が溢れ、写真を撮るのに夢中になっている。こちらは観光客向けの店が多く、串カツ、たこ焼き、遊技場などが揃っている。細い路地は両側に渋い店が並び、ちょっといい感じ。ミックスジュース発祥の店、なんていうのにかなり惹かれてしまう。


