《マレーシア茶及び食の旅》 2024年11月21日‐11月26日
チェンマイ滞在も僅かになった。行っておきたいところへ行くべきと思い、選んだのはマレーシア。六堡茶の謎を少しずつ考えていきたい。合わせて今回から食の要素を大幅に取り入れていきたいと思い、タイピンを目指す。
11月21日(木)KLの困難
朝車を呼んで空港へ向かう。運転手は英語が出来たので会話する。「先月家族でKLに行った」と言い、「来年は頑張って働いて家族を大阪に連れていきたい」と語る。私が「ペナンもいいよね」というと、「ペナンはプーケットと同じなので、タイ人は興味を持たない」ときっぱり。なるほど。

KLまでの直行便は約3時間。ウトウトしている内に到着する。マレーシア入国には事前にネットで入国カードの記入が必要となっており、それをしておけば日本人は自動ゲートから簡単に出られると聞いていたので、楽ちんと思っていたら、何と私のパスポートははねられてしまう。

係員に聞いても、「ダメなら列に並べ」と言われてしまい、いつもの長蛇の列に加わり、1時間弱かかって、入国する。何とも不思議なのは、機械には撥ねられてしまうのに、有人の入国審査の機械はちゃんと通過すること。それにしてもここで自動ゲートが通過できるかどうかは時間的にも精神的にも大きい。まずはシムカードを購入して気持ちを整える。
KLの空港内は広い。バス乗り場までの距離は相当に長い。ようやくたどり着いたが、チケット売場は1つしか開いておらず、長蛇の列。横を見ると自販機が数台並んでいるが、私は諸般の事情でクレジットカードを保持していないので、そこでは買えないようだ。係員にそれを伝えると、「窓口もキャッシュレス」というではないか。ではどうするんだ。何と係員は手作業でチケットを打ち出し、手数料を取って現金を受け取った。何だこりゃ。

バスに乗る際、今日の宿を思い出した。なぜか電話しろ、とメッセージが来ている。電話すると英語は通じたが、意味が分かり難い。先方もそう感じたようで、しきりにWhatsAppと言っている。私は普段このアプリを使わないので、分からないと答えて電話を切った。何となく面倒な予感がする。
バスは快適。途中でスマホを見ると、何と宿からWhatsAppにメッセージが来ていた。どうやって探したんだろうか。どうやらこの宿は普通のホテルではなく民泊。フロントはなく、何らかの方法で鍵を開けるのだが、その前に1泊分の保証金200リンギの入金が必要だという。

クレカがあれば簡単だったかもしれないが、それもなく、他は主にマレー人向け入金手段だったため、バスの中で窮してしまう。先方も一応外国人対応で保証金を取りに行く、と言ってくれたが、なんと翌日は11時にしか返しに行けないと言われ、万事休す。まさかの予約キャンセル、しかも返金不可。今後はホテル予約も慎重にしなければ損をする。
1時間でKLセントラル駅に着いたが、まずは明日のイポー行き列車のチケットを買わなければならない。駅で何とか売場を見付けたのだが、何と「明日午前は売り切れ」とつれない返事が来た。今日はとことんついていない。駅構内にあるバスターミナルへ移動して聞いてみると、午前は9時過ぎの一本しかないというので、そのチケットを購入。

さて宿が無い。ネットで探して近所のホテルを予約して向かうが、今日の今日で予約できるホテルの質は?既に午後4時を過ぎていたが、すぐにはチェックインできず。おまけに荷物の預かりも断られる。まあ仕方がない。近所で食事を探していたら、焼き豚が釣り下がっていたのでそこで食べる。12リンギ、まあまあ。夜もちょっと外へ出ようかと考えていたが、そこへ大雨が降ってきて出られない。諦めて部屋でネットを見て過ごす。今日は一体どんな日なんだ。

