懐かしの安渓を再訪する(1)厦門 便利なホテル

《安渓お茶散歩2014》  2014年5月2日-9日

 

昨年初めて行った安渓。あの自然な、落ち着いた生活が忘れられない。そして一人でお茶を作る張さん、昨年は既に茶作りはほぼ終わっていたが、今年はどうしても作っているところを見たい。でも昨年の条件は『茶作りが終わった頃来て』だった。

 

香港に行き、茶縁坊で相談した。『茶作りの間、話し掛けないという条件なら見ていることはできる』という話になり、もう心は安渓に飛んでしまった。2年続けて同じ茶畑に行くのは初めてのことである。それほどまでに魅力的なお茶、環境、楽しみだ。

 

5月2日(金)

1.厦門

昨年は香港在住だったので、単に厦門に飛んだだけだったが、今年はバンコックから。しかもそのまま東京へ戻るというスケジュールのため、結構フライト選定で苦労する。最終的に残ったのは、キャセイとドラゴンでバンコック=香港=厦門を往復、その過程で香港から東京まで別の飛行機を予約するというものだった。まあ最近は比較感からいってキャセイが安い。

 

香港までのフライトも中国人観光客が多かった。東南アジアへ出る際、先ずは香港へ行き、そこから各地へ飛ぶ。帰りも香港に集まり、そこから中国各地へ帰る。これがキャセイの基本戦略らしい。中国系のエアラインは広州や昆明、成都などをハブに東南アジア路線を組み立てている。どちらに軍配が上がるのだろうか。

 

香港で乗り換える際の手続きにも多くの中国人が並んでいる。私のフライトは1時間半後なので、ちょっと焦る。まあ3月に台北に行った時も同じ経験をしているので慣れてはいたが。香港-厦門は1時間ちょっと。あっという間に到着する。空港は相変わらず小さく、スムーズだったが、税関検査で若い女性が化粧品などのお土産を入念にチェックされていた。厳しくなっている。

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昨年はバスで市内へ出たが、今回は大きな荷物を抱えており、タクシーに乗る。道は夕方の帰宅時間だったが、それほど混んでいなかった。車がスムーズに走ると何だか楽しい。40元で宿泊先に到着。

 

如家

今回は2月の北京で泊まったチェーン店、如家を選択した。このホテルは基本的にサービス内容が安定しており、各地に沢山あるので、使い勝手が良い。前回会員になったので割引もある。今回のロケーションも港まで歩いて行けるし、悪くない。何より良いのは同じ都市にいくつも店舗があるので、選択肢が広い、ということだろう。

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取り敢えず夕飯を食べることにした。ホテルを出てすぐに気が付いたことがある。ここは昨年Kさん夫妻とタクシーでやってきた海鮮料理屋の横にあったのだ。その時はどのへんなのかも分からず、連れて来られたのだが、今日ハッキリと認識した。Kさんはその後妊娠、出産休暇に入っており、もうすぐ赤ちゃんが生まれる。1年の時の流れは本当に早い。

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一人だし、それほど沢山食べたいわけではなかった。海鮮粥の店を見つけて入る。ここは観光客が来るような場所でもないので、地元の人が食べる場所。お客はいなかったが、粥は美味かった。ご主人は黙々と料理を作り、奥さんは接客。そんな環境が嬉しい。

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5月3日(土)

2.安渓

車で

翌朝は昨年同様に車が迎えに来てくれた。ホテル近くの病院を指定され、そこで待ち合わせたが、上手く見つけられず、困る。あとで考えると覚えていると思っていた運転手の安飛の顔をしっかり認識していなかったことによる。しかも車も変わっていたので、余計手間取った。今回は高さんが茶摘みで忙しく、来ていなかったことも災いした。

 

車は快調に飛ばす。今日は土曜日で渋滞もなく進む。昨年も同じ道を通ったはずだが、全く記憶にない。もう相当にボケてきているとの自覚が芽生える。山道に入り、景色を眺めていると何となく着いてしまった。覚えていないと言っても一度来ていると感じている時間の長さが違う。懐かしの村へ入った。

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