《奇想天外マレーシアの旅》(4)マラッカ 奇跡のホテルを再訪

奇跡のエクアトリアルを再訪

先ずはホテルを出て、観光街を歩き始める。宿のオーナーから『昼飯は海南チキンボールを食え』と言われていたので、探そうとしたが、探すまでもなく、大行列が出来ていた。オーナーも2軒だけが美味しい、と言っていたが、完全にその2軒に客が集中している。

 

私はそこまで食にこだわる方ではなく、むしろ面倒は嫌いなので並んで食べることはしないのだが、なぜか和記という1軒で客が途切れたようで、スッと入ることが出来た。注文は勿論中国語、基本は海南チキンで、ご飯が丸くなっているだけ。日本人観光客も大勢来ており、驚く。お茶などは出ない。

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それからマラッカの観光地をどんどん歩く。ポルトガル時代の遺構もあり、なかなか楽しい。私が前回ここへ来たのは確か2002年の暮れ。沢木耕太郎の深夜特急に触発され、『マラッカで夕陽を見る』ためだけに何と3泊もした。そう思い出すと、あの1泊目の奇跡のホテルが気になる。12年前のその日はこの州のお祭りで全くホテルが取れず、途方に暮れていたところ、偶然にホテルが見え、中に入ると、何とフロントスタッフが日本人女性で、部屋も奇跡的に1つ空いていた、というもの。マラッカで日本人在住者に会うことも稀なのに、不思議なことがあるものだ。

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そのエクアトリアルホテルは健在だった。勿論きれいになっており、現在の私の旅では高くて泊まれない。と言っても聞いてみると12年前と料金はほぼ同じ。時が止まったような気分になる。

 

そういえば3泊目はババハウスだったような。ここマラッカには移民してきた中国系男性とマレー系女性から生まれた混血が多数存在しており、ババニョニャと呼ばれる。オランダ時代に、奥の深い家、京都の街やのような建物、ババニョニャハウスが作られた。ここに泊まってみるのも一興だ。この付近は歴史保存地区だろうか。建物はきれいになっているが、元は相当に古い。いい感じだ。

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フランシスコザビエル教会にも立ち寄る。ここマラッカもイエズス会の拠点の一つ。ザビエルはここでどんな活動をしたのだろうか。1545年にここで布教活動をしたとあるが、当時はどんな場所だったのか。そして上川島での死、そして遺骸がマラッカにも運ばれたとある。現在の教会はとても荘厳な感じで、素晴らしい。

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あまりに暑いのでホテル近くのお茶屋で休む。アイスミルクティが美味い。気候によっては冷たいもの、甘いものが欲しくなる。一概に甘いのはダメ、などと言っていても仕方がない。それより、焼いている焼き鳥が食べたかったが、1本では焼いてくれない。ちょうど他のお客が注文したのでそれのおこぼれにあずかる。これもまた楽しい。

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