静岡歴史茶旅2022(3)なぜ行ったのかの磐田

バスに乗って掛川駅へ戻る途中、あの名店を見付けて思わず降りてしまった。静岡に来たらさわやかへ、とは以前より何度も聞いていた。今回は6年ぶりに、衝動的な出会い。時刻は土曜日の午後2時半、それでも5組待ちという超人気で、かなり驚く。さすがに帰り客が多くいて、そんなに待たずに入れたが、さすがさわやか、と感心しきり。ジューシーなげんこつハンバーグのセットは1260円で、十分満足した。

磐田

そこから歩いて15分で掛川駅へ到着する。何だか勢いが出て(明日の雨予報もあり)、そのまま電車に乗った。磐田までは4駅と近い。初めての磐田。駅を降りると階段にジュビロ磐田の応援が。清水と並び、来年は残念ながらJ2になったようで、こちらも駅前は実に静か。そして何とボケたことか『私は何で磐田に来たんだろう』とその目的を完全に忘れてしまって焦る。元々明日来る予定だったので、いきなり来ていきなり忘れた。そんなことってあるのだろうか。老いとの戦い、いや共生。

仕方なく、何も分からずに駅からまっすぐ歩き出す。1㎞ほど行くと、遠江国分寺跡という看板が見えた。今朝は駿河、夕方は遠江国分寺とは、なかなかすごい。静岡の広さを感じる。更に静岡県には伊豆国分寺もあったらしい。遠江国分寺は、現在鋭意発掘整理中のようで、かなりの規模を発掘し、整理していた。夕暮れ時に遺跡を眺めていると、何故か遠い昔、歴史学を勉強したいと思った自分が懐かしくなった。

道路の向かいにうっそうとした森があった。こちらも奈良時代創建の府八幡宮。かなりの格式が感じられる上、日がほぼ沈む頃のこと、何とも神妙な雰囲気が流れている。子供の頃なら肝試し会場かもしれない。そこから駅までゆっくり戻るが、残念ながら見るべきものはあまり見当たらなかった。

掛川

掛川に戻り、荷物を取りだして再度宿へ向かった。さすがにフロントがいてチェックインが進んでいた。フロントは外国人だったが、慣れた感じの日本語を普通に使い、テキパキこなしており、特に問題はなかった。彼らも全国旅行支援など、新しい制度の業務が加わり、大変だとは思うが、マニュアル通りきちんとこなしていて好感が持てる。

だがこの宿、そのサービス内容はかなりすごかった。何しろ掃除は7泊以上しないとしてくれない(必要な場合は1回1000円)。スタッフは23時以降昼までは完全不在。電話しても浜松店にかかる仕組みらしく、緊急状況に対応できるのか、かなり不安である。部屋も狭く、これで料金1万円(明らかに全国旅行支援の便乗値上げ)はないだろう。まあ部屋に電子レンジがあるなど、よい点もあるのだが、ついにこんな宿が出来たのかと、複雑な心境になる。夕飯を探しに出たが、支援クーポンが使える店もなく、何だかかなり疲れたので、コンビニでサンドイッチなどを買い込んで部屋で食べた。

11月20日(日)袋井へ

今日の予報は雨。そしてやはり雨。掛川城にでも行こうと思っていたが、宿でゆっくり待機する。10時ちょうどにチェックアウト。スタッフはいなので、単にカードを箱に返すだけ(チェックアウトしたかは誰が確認するのだろうか)。朝食を食べていなかったので、駅にあるコメダ珈琲で久しぶり(台湾以来)のモーニング。おぐらあんを選択して500円。日曜日のせいか、お客さんはかなり多い。

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