スリランカご縁の旅2014(1)きれいになったコロンボ空港

《スリランカ散歩2014》  2014年4月1日-9日

2012年の11月、初めてスリランカを訪れた。この時いくつかの茶園を回り、スリランカティの質の高さに驚いた。茶園に私を連れて行ってくれたのが、スリランカの高僧、スマ。茶園見学の後、彼の寺で宿泊させてもらい、仏教についての興味も出てきた。その後の私の旅に大いに影響を与えた。

そのスマからドネーションの依頼メールが舞い込んだ。昔の私なら世話になった人だし、少しは寄付を送るか、などと考えただろうが、最近は全く違う。このような依頼を我々はチャンスと考えるべきだ。人が支援を求めている時は積極的に応じるべき。それがアジアンルールだと気が付いた。しかも折角支援するのだから送金するのではなく、持参するのが良い。幸い私は時間が自由になる。行くしかない。

4月1日(火)1.スリランカまで

スマに『寄付を持ってスリランカに行く』と伝えると、『歓迎』との返事はあったが、その後の反応は何となく鈍い。何かを考えているようだ。そしてしばらくして、4月6日にセレモニーがあるのでゲストとして呼ぶ、という連絡が。何だか良く分からないが、それに合わせて日程を組む。ところが前回格安だと思っていたスリランカ航空が、高くなっていた。おまけに1年半前と比べると20%以上の円安。円換算すると意外と高い。すると旅行社Yさんがキャセイの方が安いと提案してくれた。確かに前回のランカ航空と同じ料金だった。何でキャセイは安いんだ?

兎に角キャセイの23時バンコック発に乗り込んだが、30分のディレー。機内は空いており、3席を独り占めし、出発すると機内食も断ってすぐに寝込んだ。だが途中で何だか腹の具合が悪い。トイレに三回も行く。でも下痢ではない。ここ数日食べ過ぎた物が全てきれいに出ていく。この感触、どこかであったような。そうだ、ミャンマーだ。ミャンマーに行くと全てが緩んだように、全てが出てしまう。これをリラックスというのだろうか。スリランカも私のとってはリラックスできる場所と言う訳だ。それもこれも夜中にもかかわらず、空港に迎えに来てくれるスマの存在があってこそ。

空港に着くと、何か違う。妙にきれいなのだ。イミグレも明るい。スムーズにイミグレを抜けると、両替も簡単に出来た。以前の薄暗い出口を想定していたが、どこも明るくて戸惑う。お客を待っているホテルスタッフがいたが、スマがいる場所も分からず、どんどん進んでいくと、本当に出口を出て、タクシーが目に入る。さすがに行き過ぎたと引き返すと、向こうから僧衣のスマが追いかけてきた。

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