台湾茶縁の旅2014(11)淡水左岸の原住民レストランへ行け

3月23日(日)

大汗をかいて淡水へ

昨晩は寒さで熱っぽく、完全に風邪をひく感じだったので、タオルを首に巻き、クーラーは切り、熱いお茶を沢山飲み、万全の態勢を敷いた。これが私の風邪予防法、その結果か、朝起きると特に異常はなかった。そして今日は昨日とは打って変わって快晴、どんどん暑くなる雰囲気が漂う。日差しが強い、いい感じだ。

 

今日は香港時代のお知り合い、Hさん夫妻とランチをする予定。だが場所はなぜか淡水。お嬢ちゃんの乗馬クラブがある?そうだ。淡水と言えば今やMRTも通っており楽勝だと思っていたところ、実は淡水の対岸(左岸)だったことが分かり大慌てでGHを出る。そして淡水駅に着いてみると、何と対岸行きのフェリー乗り場まで結構距離がある。しかも道は細く、人出は信じられないほど多い。今日は休日で天気が良く絶好のお出かけ日和だったのだ。

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焦って大汗をかきながら何とか乗り場に着く。が、ここも行列。何とか2台目の船に乗り込みギリギリセーフかと。船は対岸まで僅か5分なのだから。ところが・・、下りてから道を間違えてしまう。行けども行けども目印はない。しかし急いでいるので引き返す余裕もない。とうとう困り果てて道を聞いた時には相当離れたところに来てしまう。

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おばさんが、『反対の道のバスに乗れば早い』というのでバス停に行くと折よくバスが来た。運転手に聞くと親切に教えてくれ、3つ目で降り、また走った。何とか15分ぐらいの遅れで着いた。あー、疲れた。Hさんはお嬢ちゃんと外で遊んでいた。

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ここは原住民レストラン。H夫人が既にオーダーを済ませて待っていてくれた。名物、鶏の丸焼きは香ばしくて美味しかった。そしてサーブしているお姐さんが原住民衣装を着て実に可愛らしい。ここまで来た甲斐があったというものだ。

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席もゆったりできるところだったので、ついつい長話をしてしまった。すると電話があり、次の約束のIさんが『時間を30分遅らせ、場所も変更して欲しい』と言ってきたので、これ幸いと更に長居になってしまった。

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そして悠々とレストランを出て、家族連れが遊ぶ気持ちの良い岸部を歩き、フェリー乗り場に戻り愕然。何とも言えないほどの長蛇の列が出来ていた。私は帰りのチケットも買っていたし、台北市内に戻るバスはあるらしいが、分からない路線を取るのも危険だと思い、延々と船を待つ羽目に。炎天下にこれは結構堪えた。まあ修行か。そしてまた人で溢れる道をかき分けて駅へ行き、MRTに乗った頃には、完全な遅刻状態に。30分遅れると連絡したが、果たしてそれで着くのか。

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ローカル食堂へ行く

何とか30分遅れでお茶屋さんに到着した。Iさんとオーナーはゆっくりとお茶を飲んで待っていた。私は息が上がっており、先ずは出されたお茶をガブッと飲んだ。するとオーナーから『姿勢が悪いですね』と注意される。実はここのオーナーには以前も会ったことがある。日本でも賛否両論ある方で、エコ茶と称して、茶葉を極力使わず、自ら考案した小さな急須で淹れる。私のように茶葉を多めに使うタイプは当然嫌われる。Iさんとは色々とお話したかったが、遅れてしまったため、次の時間が押しており、1時間も経たないうちに出てきてしまった。

 

そして夜は後輩のFさんと食事に。彼女は駐在員として台北に赴任している。国賓飯店で待ち合わせて、近くのレストランへ行くとすでに満員。おまけに彼女の取引先の日本人までいて、これは敢え無く退散。場所を替えてタクシーで永康街へ。

 

ここで彼女が良く行くという大来という食堂に入ろうとしたが、何と1時間以上は待つと言われ断念。日曜日の夜、どこも混んでいる。色々と歩いて見たが、最終的にローカル食堂が目に入り、行列にもかかわらず並ぶことに。並ぶとおばさんが先にオーダーを取る仕組み。

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意外と早く席が空き、座る。まさに昔の食堂をイメージしているようだが、それにしてはきれいでシステマチック。だが飯もスープも美味い。だからこれだけ並んでいるのだろう。シンプルに仕上げてすぐに出し、回転を高める。良い作戦だ。まあ家族連れが多かったから、子供が飽きて早く出たのかもしれないが。

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そしてまたタクシーで元に戻り、広方圓へ行く。私はパイナップルケーキを取りに来たのだが、初めてのFさんは興味津々で湯さんの説明を聞き、山茶を飲んでいた。お茶入り石鹸など新商品もあり、女性客は喜びそうだ。

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