天津・大連・北京周遊茶旅2018(1)北京空港から天津へ

《天津・大連・北京 三都茶旅2018》  2018年12月15-26日

実はハバロフスクに行こうと思っていた。どんなに寒くても行く価値があると思っていた。ただ偶々先方の都合が悪くなり、それは来年に延期された。その過程で、どのようにハバロフスクに行くかを検討していたら、北京経由のフライトが出てきた。ただ冬とはいえ、東京-北京の飛行機代は高い。そこで思い付いたのが、天津経由で北京に入る方法だった。天津には格安のLCCが就航しており、天津₋北京間も近い。

 

更に日本統治時代の台湾人で天津、大連に支店を出し、台湾茶を売っていた人々を追うこという活動もしていた。具体的な70数年前の思い出を聞くうち、結局天津、大連、北京を周遊することに決めたのだが、天津から入って北京から出るチケットはなぜか高い。最後には東京-北京の往復航空券を買ってスタートした。

 

12月15日(土)
北京経由天津まで

土曜日の昼前、羽田空港に向かった。電車は空いており、楽ちんだった。今日は久しぶりのエアチャイナで北京に向かう。機内は満席でもなく、機体は新しく快適だ。映画を見ながら過ごす。少なくとも東京便に関しては、和食も出るし、サービスはかなり改善されていると見てよい。

 

午後5時過ぎに北京空港に到着した。手荷物だけなのですぐに外へ出たのだが、この空港から出る天津行バスの乗り場を探すのに少し手間取る。何とか見つけたが、17:40分のバスがタッチの差で行ってしまい、40分待つことになる。チケットは82元だから、北京市内の南駅まで行って高鉄に乗るよりは、安いと思う。問題は天津までどれぐらいかかるかだ。2時間半と言われたが、渋滞があれば5時間かかるとの話もあったが、果たしてどうだろうか。

 

時間があったので、飲み物を買うため空港内をウロウロしたが、コンビニのような店はない。ちょうど自販機があったので、水を買おうとしたが、いくら紙幣を入れても、跳ね返されてしまう。よく見ると横にもう一台機械があり、こちらがスマホ決済用であることを発見。これであっという間に水が買えた。スマホ決済がないと何かと不便な中国の、ささやかな一例だ。

 

バスは定刻にやってきた。乗客は半分にも満たないので、悠々と座る。北京空港内、ターミナル1,2でも乗客を拾っていく。その後はかなり順調で、ほぼ渋滞もなく、PMによる視界不良もなく、バスは高速道路を進んでいった。2時間後には天津に入り、ほぼ2時間半で、バスターミナルに到着した。思いのほか順調で少しびっくり。ただ気温は氷点下、やはり東京よりはかなり寒い。

 

天津では旧知の薛さんにお世話になることになっていた。ホテルも彼が予約してくれ、地下鉄も指示されていた。ただバスを降りたところがあまりにも何もなくてびっくり。地下鉄はおろか、タクシーを拾える感じもない場所だった。どうしようかと迷っていると、バスを降りた数人が歩き始めたのでそれに着いて行くと、エレベーターがあり、そこを降りると、何ときれいな地下鉄の駅に繋がっていた。びっくり。

 

その地下鉄6号線に乗り、指定された駅で降りると、薛さんが車で迎えに来てくれた。地図で見ると駅からホテルまでは近いのだが、大きな道路を渡れるところがなく、すごく遠回りをしなければならず、車は助かった。ホテル自体はチェーン店だが、ロビーフロアーに図書コーナーがあるなど、若者向きの明るくきれいなところだった。

 

私がいつも泊まるホテルより価格は高いが、外国人の宿泊問題はない。部屋のデザインもよく、広さも十分で快適に過ごせそうなので、気に入ってしまった。その日はもう遅いので薛さんと部屋で簡単に打ち合わせをしただけ。無料の飲み物がトワイニングのアールグレーとイングリッシュブレックファーストの2種類だけ、というのも、中国のホテルとしては相当に珍しく、目を引く。普通は中国茶が置かれるはずなのだが、なぜだろうか。おしゃれ?一杯紅茶を飲み、暖まった後、ゆっくりと寝入る。

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