バンコックお寺巡り2014(1)ワットポーは気持ちいいのだ

《バンコックお寺巡り2014》  2014年12月23日

 

シェムリアップツアーからバンコックに戻った。明日の夜行便で日本へ帰り、4年ぶりに日本で正月を過ごす予定だ。だが、その前に1つのミッションがやってきた。先日バンコックエアーでシェムリアップに一緒に行ったIさんが、バンコックに来ていた。明日から瞑想センターに入るという。その前日バンコックのお寺巡りをしたいというので、付き合うことにした。

 

するとその瞑想センターには和尚も一緒に行くのだとか。それならバンコック案内も私ではなく、本業の和尚に任せることにして、私はランチあたりに合流しようと、シェムリで話は決まっていた。シェムリからバンコックに戻るフライトはIさんと和尚が一緒、私はまたまたバンコックエアーに乗り、別になっていた。明日は午前中、旅行記でも書いて、と思っていたが、世の中は思い通りには行かないものだ。

 

突然の電話

朝7時半前に電話が鳴る。この時間の電話はほぼ間違い電話。そう思って取ると、弱弱しい和尚の声が聞こえてくる。何と昨晩食中りを起こしたらしい。かなりの重症のようだが、責任感の強い彼は私にガイド交代を依頼してきたのだ。突然のことに驚いたが、まずはホテルへ行かなければならない。

 

ところが私の宿泊先から、Iさんと和尚が泊まる、リバーサイドのホテルまでは相当に遠い。時間を節約するために、いつもは乗らないバイクタクシーでBTSの駅へ行き、延々とBTSに揺られ、ホテルの最寄り駅で降りて、またバイタクを捕まえて乗る。何とか1時間で到着した。

 

ロビーにはIさんと和尚が待っていた。和尚は見た感じ、それほど具合が悪そうでもなかったので、今日の寺巡りの手順、彼の推奨するルートを聞き、更にはホテルから最寄りの渡し舟の場所まで案内してもらった。元々和尚がいた寺はこの近くであり、まあ彼の庭のような場所なのだ。

 

和尚に見送られて小舟に乗る。3バーツ。通勤や通学の乗客、全て地元民だ。チャオプラヤー川をすぐに渡り、対岸のサパンタクシンへ。ここでまた船を乗り替えて、北上する。ここには観光用ボートと一般人用ボートの2つがある。観光用は英語のアナウンスがあり、40バーツ。一般用は15バーツ。私は先日息子と乗ったばかりなので、一般用で十分と思い、こちらへ。前回はチャイナタウンで降りたが、今回はその先のワットポーを目指す。

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ワットポー

突然のご指名でもワットポーぐらいは行ける。ということで、100バーツの入場料を支払い、中へ進み、有名な涅槃像を久しぶりに拝む。長さ46m、この堂の大半を占めており、写真を撮るにも、撮り難い。バンコックを拠点にしてから、この寺に来ることは一度もなかった。観光用の寺には用はなかった。だが、この涅槃像の足裏を見ていると、何だかクラクラ来た。自分が回っているような気分になる。突然赤塚不二夫の天才バカボンを思い出したのには、自分でも苦笑する。

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朝方であり、お客はそれほど多くない。日差しもまだそれほど強くはない。無料の水が配られ、それを貰い木陰で飲むと涼しい。ご本尊を拝んでいるのはタイ人、そしてそれを眺める外国人。ゆっくりと寺院内を歩く。そんな経験もここ数年なかった。仏像の並ぶ伽藍があり、何となく琉球を想起される像があったりする。この像は何なのだろうか?どんどん歩いていくと僧坊の方に出てしまった。ここにも沢山の僧侶が暮らしている。和尚からは是非ここのマッサージを受けるようにと言われていたので、そちらへ向かう。

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かなり広いスペースでマッサージが行われている。ワットポーマッサージといえば、タイマッサージの元祖とも言われ、スクンビットにも支店があるほど有名だ。変わり者の私は一度行った時に満員でマッサージを受けられなかったことを根に持ち?それ以降近寄ろうとはしなかった。今回は指示通り動く。予想外に待つことなく案内された。足マッサージ1時間、420バーツを頼むと、私はズボンを履き替えさせられた。

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ツボの押し方は的確で、ちょっと驚くほど、気持ちが良かった。日本人客が多いのか、簡単な日本語を話す女性マッサージ師。何だかすぐに時間が過ぎていく。こんなに気持ちいいならもう1時間と思ったが、足が終わり肩を揉んでもらうために起き上がり、入口を見て驚いた。既に何十人もの人、特に欧米人が列を作って待っていた。我々が入った時点が最後の軌跡。ワットポーは朝の参観、そして歩き疲れたら、いや疲れてなくてもマッサージがお勧めだ。

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