ベトナムGH11連泊の旅(4)ホーチミン 社員旅行でメコンクルーズ

社員旅行開始

そして9時過ぎにバンコックからK一家、10時過ぎになって、社員旅行本体?4名がやって来た。いつの間にか、別ルートで来た人、現在ホーチミンで仕事をしているオフィス在籍員なども加わり、全員集合となった。男性6名が4階の一部屋、女性4名が3階の一部屋を占拠し、ドミトリーが個室化した。これからのドミトリーにはこのような使い方があるのではないだろうか。特にこの宿にはキラーコンテンツ、風呂があるので、家族旅行、友達同士でも、十分利用価値が見いだせる。4人部屋なら、1部屋56ドルで泊まれるのである。まあビジネスホテルの一部屋に4人で泊まるようなもの、コストは極めて安い。

 

既に時間は11時に近いが、さっきやって来た人々の士気は高い。そのうち2人は何と今年大学を卒業したばかりの23歳。オジサンはお休みして、若者は街に繰り出していった。あとで聞くと帰ってきたのは午前2時。フォーを食べて、それからバーへ行ったらしい。その活力、凄い。初のベトナムを楽しんでいる。何しろ丸2日しか滞在期間がないので1分1秒が惜しい。

 

11月22日(土)

メコンクルーズ

翌朝は7時出発。昨晩到着組は眠そうだったが、何だか子供の頃の遠足のようでウキウキしている。還暦前のオジサンから、23歳の女子、そして最年少は5歳のS太君まで、実に幅広い社員旅行となった。そしてこの一団が一緒に一台のバスに乗り、メコンクルーズに行くのである。面白い。

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もう一人、Mさんの知り合いの女性がこのクルーズだけ参加するという。だがこの宿に泊まっていなかった彼女は道に迷ってしまい、大幅に出発が遅れる。それもその程度のハプニングにはなれている面々。バスは満員で、楽しげに出発した。土曜日ということか、市内の渋滞もそれほどなく、郊外では何と途中までだが、高速道路が走っていた。ベトナムも進化している。

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1時間ちょっと行くとトイレ休憩があり、大型バスが何台も停まっていた。そこには日本人の一団もいたのだが、突然FIさんが『久しぶり』と誰かに声を掛けている。驚いたことに昔一緒に働いたことがある日本人女性だという。まさかこんな所に来て、知り合いに会うなんて。世の中狭い。管理人のHさんは『この一団はホーチミンの野球チーム』だという。彼もそのチームに参加しており、毎週汗を流しているとか。

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それからまた1時間ちょっとバスに乗り、メコン川に着いた。3年前はミトーへ行き、そこから現地のクルーズに乗った。今回はミトーより遠いところへ来たようだ。メコン川は今日も緩やかに流れていた。参加者に一気に解放感が出てきた。普段狭い事務所内で日々仕事をしている人々にとっては、何とも言えない広がりではないだろうか。

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ここでボートに乗り替える。ボートには通常の椅子の他、ちゃぶ台の周囲に座れる空間があり、更にはハンモックまで備えられている。リラックス度100%。ボートが出発すると風が気持ち良い。これは極楽だ。行き交う船もゆったりしている。全ての時間がスローダウンしていた。

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途中、両岸に民家が見えた。決して豊かそうではない、半水上生活。それでも悲壮感など全くない。水上には船で生活している人々も見えてきた。遠くに教会が見える。宗教はこんな所にまで歩みを進めている。ボートに乗った行商のおばちゃんが近づいてきた。フルーツを一杯積んでいる。N社長が皆にココナッツジュースを振る舞ってくれた。このジュース、正直それほど甘くはなかったが、それが自然なのだ、と言われているような気がした。

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そして上陸した。土産物屋へ入る。ここで蓮茶が振る舞われ休憩、その合間に、蜂蜜の箱が取り出される。そして蜂蜜を入れた茶が出てくる。苦い緑茶を甘くして飲む、これはどういう習慣だろうか?単に蜂蜜を売りたいだけなのだろうか。

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それから煎餅みたいな物を作っているところへ。米で作っているのでまさに煎餅だが、最終的にはそれをポップコーンのようにしてしまう。雷おこし風のスナック菓子だ。これはなかなか美味い。キャラメルも作っている。これは前回大量に買って、バングラディシュへのお土産にした思い出がある。女性陣は雑貨に目がいっている。陶器もある。ベトナムでは買いたくなるようなものが一杯あるらしい。

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またボートに乗り、移動した。別の場所に上陸して自転車に乗るらしい。実は私はこの時、足を痛めていた。前回のチェンマイで歩き過ぎて以降、バンコックでも突然歩けなくなる事態が発生していた。今は特に問題はないのだが、大事を取って棄権した。皆さんは楽しそうに出掛けていった。あとにはFIさんと私、そしてGHのスタッフのベトナム人女性が残った。

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彼女は大学生で日本語専攻。将来は日本企業で働きたいという。GHへ行くようになって日本語を使う機会も増え、また日本の若者と交流する機会にも恵まれている。GHに宿泊した日本の大学生と一緒に遊びに行ったりもしているらしい。『この間、日本に帰った学生から、土産が送られてきた。とても嬉しかった。日本人のこまやかさに驚いた』という。国際交流なんて、難しい話ではないかもしれない。

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