《メーソット・ターク2024》 2024年9月14日‐9月17日
1年に一度、メーソットへ行く時期になった。チェンマイから行くのは初めてだが、バスチケットの手配も終わり、後は乗るだけだった。ちょっとワクワクするタイ国内旅だ。
9月14日(土)メーソットへ
チェンマイのバスターミナル、通称アーケードに向かった。Boltを呼べばすぐに来るので極めて簡単だ。土曜日だから通勤ラッシュもないようで、車はスイスイ走る。30分前には到着していた。バスも既に所定の位置にある。ちょっとフラフラすると、クッキーを売っていたのでつい買ってしまった。
10分前になるとバスに乗り込む。なかなかいいバスで、席の配置も1₋2で、私は1座席だったので、かなりゆったりとして座り心地も良い。乗客は半分ちょっとで混んでもいない。水とスナックが配られた。車掌がメーソットのどこで降りるか聞いてきた。バスターミナルと答えようと思ったが、試しに『ロビンソン』というと深く頷いて過ぎていく。これなら今日の宿の横なので、実にラッキーだった。
バスは快調に飛ばしていき、途中ランパーンで乗客を少し拾うと、一路南下した。3時間ちょっとで休憩があり、皆が昼飯を食べに降りた。いつもは食べない私だが、今日は麺を啜ってみる。意外と旨い。トイレを使うとまたバスに乗り、タークまで行く。ここで休憩があったので、帰りのチケットを確認しようとしたが、上手くできなかった。
そこからピン川を渡ると水位がかなり高いと感じる。その先から山越えがあったが、特に問題もなく、タークから1時間半度でメーソットへ着いた。乗客は自分の降りたいところを申告しているので、各駅停車のように進んでいき、ロビンソンデパートの前で数人が下りた。SSが予約した宿は新しいようで、すぐ横にあった。荷物も少ないので、便利でよい。
フロントも明るく、何だかいい所へ来たと思った。部屋も新しいので快適だった。ただ電気ポットが無いので、お湯の問題はあった。お茶が飲めない。SSたちが来るまでしばし休息を取ったが、ロビンソンにドリンクを買いに出た。飲み物が無いのは何とも困るが、私にとってちょうどよい飲み物はロビンソンにもない。
夕方SSたちが合流した。まずは夕飯を食べに郊外のきれいなレストランへ行く。子供たちも大きくなり、1年でかなり成長した。英語も更に上達していた。だがミャンマー側の生活状況は昨年よりさらに悪化しているようで心配だった。内乱は一向に収まる気配がない。美味しいご飯を食べながら、そんな話を聞くのは悲しい。それでも鍋が美味しい。悲しい歌を歌う歌手がいた。
9月15日(日)メーソット散歩
ホテルに朝ご飯が付いていないので、朝から出掛けた。場所はミャンマー食堂。今やメーソットにはミャンマー人コミュニティも出来ているようで、そういう人々が集まる場所になっているらしい。勿論食事はミャンマーと同じ味。ナンジ-を食べてみたが、実に美味しく驚いた。
昨年も行った服屋へ。ミャンマー人が沢山働く工場と聞いていたが、ちょっと活気が無いように思われた。ミャンマーにあった縫製工場は、内戦を回避してベトナムなどへ移転しているという。朝早かったからか、この店に客はいなかった。子供たちの成長は早いので服は常に必要とされている。
第二友好橋方面に車を走らせたが、ほぼ車は走っていなかった。物流が止まってしまったようだ。聞けば、ミャンマー側のミャワディの先は通行が制限されており、ヤンゴンへの道はかなり閉ざされている。そして物流拠点としてのミャワディの街は空爆などもあり、死んでしまったようになっているらしい。第一友好橋に行ってみても昨年のような往来は見られない。ただミャンマー側の人が物資の豊富なタイ側にやってきて買い物をする姿は多く見られる。