佐原旅2022(2)成田で、そして電車遅延で

12月17日(土)成田へ

朝6時に起きたが、大浴場に行く気にはなれず、朝ご飯も頼んでいなかったので、部屋でボーっと過ごす。このご時世、体に異変があると困るので、取り敢えずジッとしておく。そして9時になったのでチェックアウトして、昨日の観光案内所へ行く。そこで残った旅行支援クーポンを美味しそうなご当地お菓子と交換する。

伊能忠敬記念館への思いが馳せたが、意を決して駅へ戻り、電車を待つ。結局佐原では歩きたいところへ行きつけず、後悔が残るが仕方がない。楽しみを次回に残したと思って、また来よう。駅舎からホームへ行くと、何とこの駅にはゼロ番線があるというアナウンス。ここを使う電車は鹿島神宮まで行くらしい。ちょうど電車がやってきて、こちらの電車に乗り換える。いつか鹿島神宮にも行ってみよう。

また昨日来た路線をただただ戻る。今日は土曜日だからなのか、乗客が多いが何とか座っていく。40分で成田駅へ戻る。今日は逆に京成駅へ行く。イオンモールへ行く電車があるのかと勘違いして駅で聞くと、前のバスに乗れ、と言われたので、そちらを向くと、既に結構な行列が出来ている。

このバスはイオンモール直通バス。最後の一人として何とか乗り込み、立っていく。道はそれほど遠くないはずだが、意外と時間が掛かる。20分で何とか到着。なぜここへ来たのか。それは先日知り合いのTさんと連絡を取り合い、久しぶりに会おうということになったのだが、何と彼は知らない内に成田に引っ越していた。折角なので都内にある彼の会社ではなく、成田へ来て見た(そのついでに佐原に寄った)というわけだ。

イオンモールは結構広いので会うのに手間取ったが何とか落ち合った。そしてモールの向かいにあるカフェでサンドイッチなどを頬張り、ゆっくりした時間を過ごす。すきっ腹のサンドイッチは何とも旨い。Tさんとは6年ぶりらしい。その間彼の周辺は激変し、彼は着々と日本定住を進めている。一方彼の両親の故郷である広東省にも、家を建て、そちらに両親を住まわせる計画もあった。私としてはその場所と茶に大いに関連があるため、準備が出来たところで、そちらに調査に行きたいと考えている。

因みに彼は私のIT周りをいつも手伝ってくれていた人。以前はPCの購入からソフトやデータの移設まで、全部やってもらっていた恩人だ。今回も何気なく『中国の決済システムが使えなくて』と話したところ、取り敢えず最低限の処置をしてくれた。実はこの時やってもらった処置がその後大きな意味を持つ。持つべきものは友、何とも有難いお知り合いだ。

3時間ほど話して、また成田駅へ向かった。それから昨日来たルートを淡々と戻っていく。ところが笹塚まで来た時、京王線で人身事故があったことが初めてアナウンスされる。明大前まで来ると、一度電車を下ろされる。振替輸送があるというので行列して駅員に尋ねると『Suicaでは振替できません。目的地を明確にするため、きっぷを買ってください』という。それも面倒だと思い、そこで駅そばを食べながら待つ。1時間で回復予定と出ていていたので、日本なら1時間以内に動き出すだろうと高を括っていた。1時間が近くづくと来た電車に乗り桜上水まで進んだ。

皆考えることは同じだ。復旧したら一番最寄りの駅ら乗るのが一番近道と。何と桜上水駅のホームは人で溢れていた。しかも動くはずの電車は全く来ず、後から後から乗客がここに送り込まれてきて、大混乱になる。もうアナウンスも当てにはならない。そしてこの日は非常に寒い。体感温度は零度に近いのではと思う中、約1時間吹きっさらしのホームに立たされていた。それでも文句を言う人がいないのはやはり日本人、すごいなと感心する。ようやく電車が動き出し、家に帰ると昨日の疲れがどっとぶり返し、本当に病気になりそうだったので、急いで寝入る。

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