《ラオス散歩2013》(5)ビエンチャン ラオス経済危機の兆し

メコン河レストランから焼肉へ

夜は4人でメコン川沿いのお洒落なレストランへ行った。観光客向けで、とても雰囲気が良く、欧米人も多くいた。メニューを見て、注文を終わると、ノイの携帯が鳴る。何と、昨日のメンバーが今日も一緒に食事をしようと、別のレストランで既に待っていたのだ。

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このおしゃれなレストランでも是非食べてみたかったが、こうなるとそちらへ行くしかない。ノイは慌てて注文を取り消し、我々は街中の焼肉屋へ向かう。そこでは面白い形の鍋に肉を入れ、低くなった鍋のふちにたまった汁で野菜を煮て食べていた。これも面白い。

 

皆陽気に食べている。1つのプロジェクトチームの結束を高めるにはよい。Kさんはお得意の『ナイトイングリッシュ』を披露して場を盛り上げる。これからどんな進化が得られるのだろうか。

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一端ホテルに戻り、Kさん、Mさんと一杯飲みに出かける。私の旅では稀なことであるが、ビエンチャンの夜を見るのもよい。1軒のバーに入ると、そこはライブハウスにもなっていて、欧米人が歌を歌っていた。雰囲気は悪くない。ジントニックを飲みながら聞く。

 

ふと見ると向こうのテーブルにビエンチャン在住のM氏が楽しそうにお酒を飲んでいた。彼とは前回ビエンチャン茶会開催で合意していたが、今回はこちらの都合でキャンセルしてしまっていた。何となくバツが悪い。どうらやビエンチャンは狭い世界のようである。このメインストリートの一角以外は暗く静かな街がある。

 

9月27日(金)

ラオス経済 危機の兆し

翌日はお茶会開催を待っていてくださったFさんご夫妻と会う。F夫人によればビエンチャンの日本人の間では婦人会のようなものがあり、定期的な集まりがあるそうだ。次回はこちらを基盤にお茶会をしようということに。

 

ご主人はラオスへの観光を促すお仕事をしている。日本人がラオスを訪れる割合はカンボジアなどと比べるとまだまだ少ない。ラオスには豊富な観光資源があるが、知られていないと嘆く。

 

F夫人の言った一言が気になった。『最近現地通貨キップから米ドルなど外貨への両替が出来なくなった』と。これはラオスの経済にとって危険な兆候ではないか。中国経済に依存しているラオス、その中国が減速し、かつ隣国タイの経済も思わしくない。小国ラオスは苦しんでいるかもしれない。

 

⇒ラオス関連コラム http://www.chatabi.net/colum/67.html

 

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