3月15日(土)また茶市場へ
昨日まで少し体調が心配だったが、昨晩の爆食で寧ろその心配が無くなった。今朝も朝から宿の朝食を食べていく。今日は天気が悪い予報なので、近所を散歩した。三元里抗英闘争記念公園に入ると、階段を上った先に大きな記念碑があった。抗日記念碑というのはよく見たが、1841年のアヘン戦争時に抗英活動があったというのは見た記憶がない。ちょっと興味を持ったので、三元里村を歩いてみる。

昨日ご飯を食べた店があった道の名は何と「抗英大街」だった。昨日歩いた細い路地も「抗英七巷」などと書かれている。そういえば30年位前の広州駅の北側って、ちょっとしたスラムのように地方から出てきた人々が重なり合っていた印象があるのだが、ここも関係あるのだろうか。今はとてもきれいになっているが。三元古廟というお寺には「平英団旧址」と書かれており、中を覗くと、抗英がどのように行われたのかの詳細な展示がある。


中国にとってアヘン戦争は近代最大の屈辱であり、またこのために150年以上に渡り、世界に後れを取ってしまった、その原因を作った戦いとの認識があり、この地域の人々にとって、抗日より前の時期に、英国に一矢報いたというのは殊の外重要なのであろう。愛国教育上では全国的には行われていないにしろ、広州ではきっと何かの活動があるのだろう。順徳のお寺で見た大砲が何となく思い出される。

部屋に戻り、洗濯をした。この宿は全店で洗濯・乾燥無料なのが良い。勿論洗剤なども常備されており、しかも機械は新しい。洗濯物を入れて30分後に戻ってみると、なんとスタッフが乾燥機に移し替えて、乾燥が始まっていた。聞くところでは、お願いすれば洗濯して部屋まで運んでくれるそうだ(こういうサービスが日本で好まれるかは人によると思うが、私的にはとても有り難い)。

実は昨晩知り合いのHさんから連絡があり、今度雲南のプーアル茶を見学に行くという。折角なので一緒に行かないか、と言われ、話を続けるうちに、その雲南の茶園主は広州茶葉市場に店を持っていることが分かり、急遽午後行ってみることになる。ところが外は予報通りの雨。取り敢えず車を呼んでみたら、料金表示は出てくるけれど、車は来ない。
そして「15元の保証金を払えば、車が来るよ」というメッセージが表示されたので、OKすると随分遠くから車が回って来た。強い雨の中、道路脇まで走って乗り込む。結構渋滞する中、何とか芳村へ入り、何と昨日と同じ茶城の前に着いた。しかもその後見てみたら、15元の保証金は即座に返却されていて驚いた。こんなサービス、日本には絶対にないな。

その店は茶城の顔ともいうべき、1階の中央にあり、すぐに見つかった。オーナーは雲南に行っていて不在だったが、店長という若い女性が対応してくれた。扱っている茶は氷島を中心にしたプーアル茶だったが、台湾のコンテスト入賞という看板もかかっている。聞けば昔は烏龍茶を作っており、その後プーアルに転じたらしい。オーナーは客家系とか。ちょっと興味が沸く。氷島プーアルは相変わらず甘い。


お茶を飲んでいたら雨が止んだので、歩いて地下鉄駅まで行き、何となく海珠広場まで行こうと思ったが、何と反対の車両に乗ってしまい、随分と遠回りした。それでも2号線に接続しており、1回乗り換えで到着した。この辺で昔よくご飯を食べたことを思い出したのだが、6年ぶりの広州は当然変わっており、よく分からない。

昨日張さんから広州に来たらやはり白切鶏は食べた方が良い、と言われたのだが、探すと意外に見つからない。古い建物が並ぶ道をどんどん歩いていき、最後に行き着いたのが、何と潮州系のお店。でも疲れて腹も減っていたので、そこで白切鶏を頼んで食べた。何となく寂しい夕飯になってしまったことは否めない。
