広東客家茶旅2025(2)初めての梅州

7月8日(火)いざ梅州へ

朝は早く起きて、外へ出た。Iさんと8時に早茶する約束でネーザンロードを歩いて行く。ちょうど行列が出来ていたので「飲茶は朝から行列か、さすが尖沙咀」などと考えていたら、8時ちょうどに列が動いた。ところが何とその列は無料の新聞を貰うために並んでいたと知り、ちょっとビックリ。

何とか広東レストランに辿り着き、Iさんと再会。何とここにはお客はほとんどおらず、またビックリ。好きな点心を注文して、ポーレーを飲み、実にゆったりと早茶を楽しむ。Iさんの健康状況などの話を聞くと、明日は我が身か、と思える内容。貰った新聞を広げる暇はなかった。

宿に戻り、チェックアウト。これは簡単でよかった。そのままMTRで一駅、オースティンへ行く。ここと西九龍駅は連結しているので、とても楽だ。西九龍駅はいつできたのかも分からず、初めて利用する。かなり大きなターミナル駅であり、しかも北京や上海など、中国全土にここから行くことが出来る。何と香港出境だけでなく、中国入境手続きもここで行うので、後は列車に乗るだけでよい。昔のホンハム‐広州より更に簡易だ。

ここでトミーと落ち合った。彼は回郷証などを持っており、更に入出境は簡単だと言い、出発ギリギリに現れた。車内はそれほど混んでおらず快適。最初はトンネルが多かったが、深圳からは見慣れた風景。そして僅か2時間半ほどで梅州西駅まで来てしまった。さすがに西九龍‐梅州西は1日1本しかないが、深圳経由は頻繁に列車があり、非常に便利だと分かる。

駅で車を呼び、トミーの従妹のところへ行った。お茶を売る店だった。そこで遅い昼ご飯を頂く。梅州の中心地、梅県では、昼過ぎは店が閉まってしまうというので、弁当を買っておいてくれたのだが、このご飯(魚飯)が実に美味かった。鶏肉なども新鮮で、かなりの量があったが、あっという間に食べてしまった。梅州の食事にかなりの期待を持つ。

そして梅州のお茶として出てきたのは、釜炒り緑茶だった。かなり濃い目で、日本的には食後の番茶を頂いているような感じがした。茶荘で売っているのはプーアル茶などが多いようだが、地元のお茶は炒緑だそうだ。台湾に渡って来た客家の人々に炒緑を飲む習慣はあるだろうか。

車を呼んで客家博物館へ行く。梅州は基本的に客家の街であり、台湾の桃園、新竹、苗栗あたりで茶作りをしている客家の故郷もこの辺が多いと聞いていた。博物館は古めかしい建物にあり、最近の中国の現代的、大型博物館とはちょっと違っていてよい。中の展示は、勿論客家の歴史が詰まっており、勉強になることが多い。梅州には元々瑶族や畲族が住んでいたとも書かれており、古代から融合が始まっているように思えた。ただ客家とは何者か、という基本的な問いに完全に答えてくれているようにも思えない。

一度従妹のところに戻って、また茶を飲んで過ごす。夜は古い街中にあるレストランで客家料理をご馳走になる。客家もスープは欠かせない。そしてこれが実に美味しく、広東料理、また潮州料理に通じるものがあるだろう。客家料理の定番を外してもらうと、見たことが無い物が並ぶが、いずれも味がしっかりしており(少し塩気が多い)、美味しく頂く。

夕食後、従妹のお兄さんが車で梅県を案内してくれた。川沿いを歩いていると風がとても気持ちが良い。この川沿いには新しいショッピングモールなどが建ち、上はマンションにもなっている。ただ梅県全体では、その発展スピードは他地域と比べてゆっくりであり、それゆえ、私などはどこかホッとしてしまう。この従兄弟はかなり海外に興味があるようで、色々と聞いてきて面白い。新市街地にあるホテルまで送ってもらう。梅県もかなり広域になっている。

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