《広東茶食旅(広州・潮州・深圳)2025》(4)広州の絶品汕頭料理

私は李さんの車で芳村市場横の地下鉄駅まで送ってもらった。車に乗っている間に、その昔偶にやってきた場所をいくつ通り、懐かしくなった。宿に帰ると夕日がきれいだった。何となく温かみも感じられた。夕飯は近所まで戻って牛腩麺を食べる。結局広州で広東麺を見付けることは出来なかった。

3月17日(月)広州から潮州へ

今日は広州を離れて潮州へ向かう予定となっていたが、その前に久しぶりに柯さんを訪ねることにした。柯さんの店は広州東駅の方が近いと思い、宿をチェックアウトして荷物を持って車で向かう。言われた住所に行ってみると、8年前とは違い、お店は随分と大きくなっていて驚く。

コロナ期間中に移転したというが、中に入ると相当に広くなり、2階には個室まであった。柯さんはお茶屋さんというより、茶芸師さんという感じの人であり、コロナ中でも彼の周りにはお客さんが沢山いて、今の景気低迷もあまり関係ないのかもしれない。コロナ後はちょくちょく日本にも来ており、特に京都などに関心が高いという。

柯さんを訪ねた目的は、ここで単叢を調達することだった。汕頭出身の柯さんなら手ごろなお茶を持っているだろうと考えたのだ。その目的はすぐに達せられたので、ゆっくり駅へ向かおうかと思っていると「汕頭より美味い汕頭料理をご馳走する」と言われて、思わず柯さんについていってしまう。

車で着いたレストランは、まだ客が来る時間ではなかったが、何と柯さんは2人しかいないのに6品も注文して食べさせてくれた。港町らしいあっさり味の海鮮や潮汕系の滷味、そして鍋粥など、確かに唸ってしまうほど旨い。これならもう潮州へ行かなくてもいいかなと思うほどのご馳走だった。勿論大皿料理は大量に残ったが、これは店のスタッフへのお土産になるという。

車で広州東駅へ向かった。何とか予約した列車の時間に間に合った。この駅はその昔香港との直通列車があったので、偶に来たことがあったが、その時とあまり変わらない。その古びた雰囲気が懐かしくてよい。今回チケットはネットで予約したが、チケット発券の必要もなく、問題はなかった。そしてパスポートでも改札ゲートを通れることも分かり、随分と気が楽になった。中国の進化、便利さを肌で感じる。

列車はほぼ満員で広州を出発。途中特筆するべき風景もないままボーっとしていたら、約3時間で潮汕駅に到着した。既に日はかなり西に傾き、ちょっと涼しい。駅を出て車を呼びたかったが、待ち合わせ場所までかなり遠い。でも中国人もみなそこに歩いて行くので従う。車は広州などに比べて料金が高いと感じた。競争が無いのだろうか。そして何より市内までが遠い。途中軌道車建設工事などもあり、低速でしか走らないので、結局40分もかかって、懐かしの潮州賓館に到着した。

この宿、2001年の第2回茶旅で泊まったので、今回24年ぶりに泊ってみることにした。昨年改修したとのことで、室内はキレイだったが、機能性はやはり古い。トイレの便座が突然自動で上がるのには驚いてしまったが、何より部屋には机が無いので何となく不便。更にはなぜか気温が低い中、部屋にいると寒くて仕方がない。

ウルトラライトダウンで装備して外へ出て、暖かそうな麺を探す。この街には粿条を出す店が山のようにあるが、今晩はちょっときれいなお店で現代の肉入り粿条を試してみる。お客は若者が多く、ちょっとスパイシーなスープ。因みにタイではこの麺をクイッテアオと言い、タイの国民食といっていい存在だが、潮州に起源があるとはタイ人も知らないらしい。タイでは量が少ないが、中国は当然多い。29元なり。

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