ある日の台北日記2024その7(3)チベット料理と炒牛雑

夜は今回の滞在で大いに支援してもらったAさん、Uさんとチベット料理屋へ行く。やはり皆さん、こういう地域には関心が高い。私がチベットへ行ったのは37年前、インド側のラダックでももう13年前になるから、チベット関連とはかなり離れてしまっているが、台湾では近年お茶屋などでもチベット仏教信仰者を見掛けるし、これが単なる政治的志向なのか、深い宗教的な考えなのか、などとは思っている。

この店には恐らく10年位前に来たような気がするが、店内はキレイになっており、メニューも洗練されていた。オーナーは亡命チベット人らしい。カレーやサモサなどのインド系料理と、チベット料理の両方が出て来るというのが、ある意味で今のチベットの現状かもしれない。とにかく料理の味は良く、話も盛り上がり、閉店時間までいた。来年もしまた台湾に来られるのなら、また色々と学んでいきたいと思った夜。

5月30日(木)花茶を受け取る

今週一番気になっているのが、宿の下の屋外でいつもバナナを売っている夫妻が現れないことだ。お陰でバナナも買いそびれて食べられない。単なる一週間休みなのだろうか、それとも商売を止めてしまったのだろうか。ここにお世話になってからもう6年にもなるが、何とも親近感が沸くだけに、会えないのは寂しい。

今日もまた大稲埕へ行く。MRT北門から歩いて行くと、これまで歩きてきた茶歴史が浮かび上がる。花茶の全祥の茶工場は売りに出ているのだろうか。陳天来故居の改修工事は順調なのだろうか。そしていつもの廟のところで郭さんが待っていた。彼とは先日三重で花を摘んだのだが、その花を使った紅茶が出来たというので、少し貰った。

ランチに彼が連れて行ってくれたのは、一本裏通りに入った店。台南出身の彼らしく、台南料理の蚵嗲。これは揚げ物だが、私は初めて食べたような気がする。甘いたれ。元々はお婆さんが屋台でやっていたらしいが、そのお婆さんが亡くなり、最近移転したという。牡蠣のスープを飲むと、何となく台南感覚になる。台北では珍しいのでまた来よう。

そこからワトソンズと書かれたビルに移動した。そこの2階におしゃれなカフェ(夜はバーかな)があった。そこへ前回も同行した蔡さんがやってきた。彼は何とお茶のゲームを作った人で、その中に台湾茶業の歴史的人物をかなり入れていて驚いた。更に彼は『今後改定する時、入れるべき人物を紹介して欲しい』というので、私の好みをいくつかお話しした。勿論全然一般的ではないので、取り上げられるとは思えないが、改定は待ち遠しい。因みにこのゲームは日本でも買えるが、かなり難しいらしい。

帰りがけに、あの牛雑屋にどうしても行きたくなり、そしてついに禁断の?他メニューに挑戦することにした。といっても炒牛雑を炒什锦に変えただけだったが、これを告げると老板娘が、一瞬驚いた顔をした後、にこにこになり厨房に伝えた。出てきた料理を食べていると2回も『美味しいか』と聞いてきて、美味しいと答えると、そうだろうという顔で喜んでいる。私はなぜ6年もの間、1つのメニューにこだわっていたのだろうか。そして彼女は6年間、お勧めメニューをいい続けたその本当の理由を知りたい。とにかくうまい。また来たいがもう日がない。

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