2. ルアンプラバーン
ローカル空港
そしてランチもご一緒し、F夫人に空港まで送ってもらい、ルアンプラバーンへ。実は最近愛用していたパソコンが突然壊れ、かなりのショックを受けていた。このような時には気分転換が必要と言われ、今回2日間の空き時間を利用して、『癒しの空間』と言われるルアンプラバーンを訪ねることにしたのだ。
ビエンチャン‐ルアンプラバーン間にもラオセントラル航空が飛んでおり、それを選んだ。ただ料金は直前の予約だったせいか、バンコック‐ビエンチャン便より高かった。ラオスで国内線に乗るのは初めて。ターミナルも国際線の横の簡素な建物、搭乗時間の30分前にならないと、セキュリティチェックへ進めないようなローカル空港だ。搭乗は歩いてタラップへ。昔の中国を思い出す。飛行時間わずか30分、あっという間にルアンプラバーンに到着した。
空港から市内へ行くバスなどないかと探したが、全くなかった。仕方なく、空港タクシーで行く。7ドル、高いのか安いのかよくわからない。河を越えて、街に入る。河沿いにホテルなどが見えたが、私が適当に予約したロータスビラは河沿いではなかった。
ロータスビラ
ロータスビラはシンプルな造りのブティックホテル。清潔感があり、フロントの対応も悪くなかった。部屋は中庭に面していたが、一人なら十分の広さ。ゆったりとしたベッドがあり、寛げた。WIFIも完備されており、もしこれで机があれば完璧だった。欧米人客が多く、彼らは庭にあるテーブルでPCをいじっていた。
これからか2日間、私には何の予定もない。ここに来た目的も気分転換のみであり、何かを見るつもりもなかった。ただ静かな街なので、先ずは様子を見に外へ出た。メインストリートは直ぐに分かり、観光客向けのカフェや土産物屋が並んでいたが、客は少なかった。オフシーズンらしい。
土産物を売る露店のマーケットが店開きをしようと準備していたが、そんなにお客があると思えない。夜にもう一度歩いて見たが、本当に寂しい状況だった。それでも店を開けていく必要があるのだろう。子供たちが元気に遊んでいるだけだった。
夕飯を食べる気力もなく、バンミーを買って食べた。これはベトナムで食べるのより美味しいような気がした。部屋に戻り、シャワーを浴びてちょっとネットを見ていると眠くなり、すぐ寝入る。そんな静かな夜だった。