スリランカ紅茶の買付茶旅2016(8)突然ネゴンボの港で魚を買う

6. ガンバハ
こんなところに韓国料理屋

午後1時過ぎに、今日の目的地、ガンバハに到着した。ここはルアンさんの家がある場所だった。空港にも近いので、クマさんはルアンさんの家で休息後、時間に合わせて空港に向かう段取りとなっていた。まずは昼ご飯を食べようというので、レストランへ向かう。そこは線路の近く、ガンバハにも鉄道が通っていることを初めて知る。というか、ガンバハがどの辺にあるのか、私には皆目見当がつかない。車に乗ると地理的感覚がなくなる。

 

ルアンさんがよくいくというそのレストランはなんと、韓国料理屋というではないか。こんな田舎、と言っては失礼だが、コロンボから50㎞以上は離れた場所に韓国人が来て、店を開いたというのか。最近アジアでは中華料理屋と並び、いやむしろ中華をしのぐ勢いで、韓国料理屋が増えているのは事実だが、なぜこんなところに。店はいい雰囲気の庭がある、一戸建てだった。

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我々が席に着くと、まもなくオーナーがやってきて、ハングルで声を掛けてきた。こちらが分らない、というジェスチャーをすると、『ああ、日本人ですか』と英語でそれだけ言って、すぐに引っ込んでしまった。恐らく韓国人が来た場合のみ、母国語で対応することになっているのだろう。まあ、日本人の海外の店でもよくあることなので、気にはならないが、いくつもある疑問をぜひ聞いてみたかったのだが、その機会を失ってしまった。

 

基本的にルアンさんが、スリランカ人スタッフと話してメニューを決めたため、韓国料理は全く出てこずに、普通のスリランカ料理が出てきた。この辺がはっきりしている。この店はさっきの韓国人とこの土地を持っているスリランカ人の共同経営であるという。どうやって知り合い、どのような経緯で店を開いたのだろうか。とにかくお客には地元のスリランカ人が多いのだ、ということはよくわかった。デザートが甘くて美味しかった。

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空港からネゴンボへ

そしてルアンさんの家へ行く。庭のあるいい家だった。Yさんはここに1か月、居候しているらしい。クマさんは今晩の夜行に備えて、早々にシャワーを浴びに行く。私は庭が見えるテラス?で、椅子に座りゆったりする。そこへお茶が運ばれてくる。ミルクティだ。お菓子もついている。もうこれが定番化しており、スリランカではどこでも紅茶だ、と体も理解する。

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そこで突然停電となる。すぐに繋がるかと思ったが、思いのほか長かった。未だ昼間で明るいため、何の問題もなかったが、時々あるようで、冷蔵庫の中身などを心配していた。その内にクマさんのフライト時間が迫り、車で空港へ向かった。私も見送りについていく。

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空港までは20分程度と近かった。この空港、やはり搭乗券のない人間は中に入れないようで、外で待機しようかと思っていたが、ルアンさんが入場券を買ってくれて、入ることができた。荷物チェックなどもあるが実にいい加減だった。ちょうどチェックインカウンターが開いたところで、クマさんは、知り合いの日本人を見つけて、すぐに入っていってしまった。とても呆気ないお別れだった。今回は本当にお世話になり、有り難い。

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さて、ここからどうするのか、私はどうなるのか?荷物はルアン家に置いたままだったが、車はあらぬ方向へ進む。ネゴンボ、と言えば、空港近くの街で、私が2年前に深夜便を降りて、2泊した海辺の場所だった。何とここへきてしまったか。今回は茶畑巡りで、山の中を歩くことは想定していたが、ここで海が出てくるとは、なんともダイナミックな展開の旅となる。

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夕方の心地よい海風が吹くネゴンボで訪ねたのは、港。そこには漁船が寄港しており、その横には水揚げされた魚の市場が開かれていた。大きなマグロのような魚のぶつ切りから、これまた迫力のあるイカやタコ、貝類まで、豊富に置かれていた。実に素朴な市場だったが、売り手は威勢がよく、活気はあった。ルアンさんは、真剣に魚を選び、値段交渉を始める。今晩のおかずだそうだ。楽しみだ。

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ルアン家に戻ってみたが、近所の路地は暗かった。まだ停電が続いているのは意外だった。その停電の中、ルアンさんの奥さんたちは、山の市場で買ってきた野菜と、ネゴンボの魚を組み合わせた夕飯を懸命に作ってくれた。ご飯は電気で炊いているようで、今晩は無し、ということで、ジャガイモが付いていた。かなり暗い中で食事をしたため、写真はうまく撮れないほどだった。大変な迷惑をかけてしまったが、まだ停電がある国なのだ、と実感した。

 

ルアンさんが今晩の宿を手配してくれた。家の近所だが、基本的にスリランカ人しか泊まらないお屋敷のようなホテル。敷地はかなり広いし、建物も立派だった。ここは停電していなかったので、熱いシャワーを浴び、何とかネットも繋がり、エアコンも使えた。ただこの部屋代が7000rpもしたのには、ちょっとびっくり。外国人料金だろうか?この辺には競争というものがないのかもしれない。明日の朝は早いので、早々に眠りに就く。

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