チェンマイ散策2011(3)インドのご縁でロングステイヤーの家へ

3. チェンマイ2    再会

ランプーンからチェンマイ市内へ戻る。バーンタオ氏に車で送ってもらい、待ち合わせの某ホテルへ。先に着いてしまったので、ホテルで50バーツを払い、Wifiのパスワードをゲット。ロビーのデスクで電源を繋ぎ、メールをチェック。気が付くと農園にいた2日間、ネットに接続することはなかった。急に現実に引き戻された思い。

ロビーでPCを触っていると声を掛けられた。待ち合わせをしたTさんだ。このTさんとの出会いもまさにご縁。7月にインドのラダックに行った時、ある寺院で偶然出会い、少し話をしたそれだけなのだ。社交辞令のように『もしチェンマイに来ることがあれば連絡して』と言われ、そして連絡してしまったのだ。日本国内では先ずない。http://www.yyisland.com/yy/terakoyachina/item/4504

Tさんは私と同じ50歳で会社を辞め、チェンマイでロングステイを実施している。元々はアメリカで働いていたというから、タイにはご縁があったのだろう。奥さんもタイ人。ラダックでもお寺で熱心にお祈りしていたし、チェンマイへ来てね、と熱心に誘ってもくれた。

グランドビューホテルでビュッフェランチをご馳走になる。和洋中、何でも食べられる。このような食事には自然と反応してしまう。デザートのケーキやアイスには特に反応してしまうので、困る。店内はクリスマス休暇なのか、大勢の人々で満員。そういえば、この時期はホテルも満員か高いようで、Tさんは『家に泊まって行けば』と言ってくれる。たった一度の短いご縁だが、これは嬉しい。

ロングステイヤーの暮らし

Tさんの車に乗せてもらい、チェンマイ郊外へ。市内中心部からは4㎞という住宅街にTさんの家はあった。チェンマイに来て10年弱、ロングステイして5年で、ここに家を建てて永住を決意したという。

その家には大きな庭があり、様々な草花の他、ミカンなどの果物の木、野菜を植える小さな農園まであり、非常に豊かだ。そして平屋の家屋には広いリビングルーム、2つのベッドルームがあり、何と外から丸見えの自慢のバスルームまである。快適な空間がそこにあった。

チェンマイは物価も安いし、バンコックのように暑くもない。テレビは日本のテレビを見ることもできるし、仲間とゴルフもできるし、車も持てる。年に2-3回はアジアの山々、秘境を訪ね歩き、写真を撮る旅もしている。言うことはない。日本に居るよりよほど快適であり、日本であくせく暮らすぐらいなら、チェンマイに永住した方がよほど良い、Tさんは言う。

50歳でリタイア‐したTさん。勿論退職金など資産は人より多いかもしれないが、殆ど働かず、家も建て、楽に暮らしている。この姿を見ると、生き方の幅を実感する。夕方、Tさんが簡単な鍋料理を作ってくれた。新鮮な野菜などを入れ、日本のポン酢で食べる。シンプルなこの料理がTさんの生活を表している。

お金でアジアをエンジョイするのか

夜7時にチェンマイ市内で待ち合わせがあるというとTさんは車で送ってくれた。その上、2時間ほど市内で時間を潰し、私をピックアップして、自宅を連れて行ってくれた。大変申し訳ない思いだが、確かに自力でTさん宅へ戻ることは出来ないので、お言葉に甘える。

待ち合わせたのは、元勤め先の後輩N君。ちょうど旅行でチェンマイに来ていたN君と日程がぴたりと合ったので、会うことにした。東京在住なので、東京で会えばよいのだが、これも何かのご縁。今回チェンマイ市内を見ることもなかったので散歩がてら行く。

マクドナルドの前で待ち合わせ。良く見るとドナルド人形がワイしている。ワイとは合掌のこと。これはタイならではないか。バンコックも同じ仕草だろうか。

N君はチェンマイに慣れていた。何度も来ているようだ。彼は元勤め先に内定した時、香港に旅行に来て、私が勤務していた香港支店に寄った。その後会うこともなく、過ぎたが、いつの間にかお互い勤務先を辞め、彼は転職した。でも出来ればアジアで働きたいという。私は月並みなことを口にした。『アジアはいい所だが、給料は安い。日本の給料でアジアを旅するから、良く見えるのかもしれない。もう一度よく考えてから、アジアの職を選ぶのが良い』と。

しかし話している自分に違和感も持った。お金を持って初めてエンジョイできるアジアは、本物ではあるまい。それでもいざとなるとお金でアジアをエンジョイしてしまう、この発想は実に危険だ。

N君は何度か来たという焼き鳥の店に連れて行ってくれた。地元の人が行く店に見えたが、メニューに日本語も書かれている。だが英語は片言しか通じない。N君は店の人とも顔なじみのようで、スムーズにオーダーしていく。チェンマイで触れ合う、それがアジアをエンジョイすることなのだろう。少し考えた。

朝ごはん

前日はTさんの家のリビングで寝かせてもらった。ソファーがベッドになる。夜は結構涼しいチェンマイ、これもまたいい体験だった。無駄なお金を使う必要はない、というTさんの言葉にロングステイの一つの形を見た。そしてそれを私に提供してくれ、教えてくれたことに感謝したい。

朝は日の出と共に起き、庭を散歩する。Tさんの奥さんは昨日も庭に水をやり、今朝もケアーしている。私は口では自然と共に生きる、などと言うこともあるが、実は自然と共に生きたことが無く、庭いじりすらしたことはない。今後農作業を含めて簡単なことから勉強していく必要がある。

朝ごはんもTさんが作ってくれた。前日残った鍋を使ったお粥。海苔や小エビも入れるが、現地で調達した醤油などを使っており、日本から輸入するものは極力使わない姿勢もよい。日本人ではあるが、この地で一生生きて行こうとすれば、当然日本のものに頼らず、現地調達も必須だ。日本人のロングステイはコストが掛かる、これは現地調達比率に寄るのかもしれない。

バスターミナル

Tさんの車でバスターミナルへ。今日はチェンマイを離れ、チェンライ経由でメーサローンに向かう。Tさんによれば、チェンマイから北に1時間半ぐらい言った所には温泉もあり、茶畑もあるという。この付近以前は少数民族の地。ミャンマーのシャン州や雲南とも似ているのだろう。次回は是非訪問してみたい。

バスターミナルは初日に訪問したOさんの家のすぐ近くにあった。英語の表示はあまりなくタイ語の出来な私にはちょっと分かり難い。Tさんの奥さんが面倒を見てくれ、チケットを買う。チェンライ行は30分に1本出ており、非常に便利。車内も思ったより快適。中国のローカルバスより良いのは当たり前か。

ターミナルのトイレに入る。ここも思ったよりかなりきれいで感心する。考えてみれば、タイで長距離バスに乗るのは初めてかもしれない。言葉が出来ないので敬遠していたのが、これは十分に使える。今後はタイでバスの旅を楽しもう。

ターミナルにはお菓子や果物など売っている。何だか遠足気分で楽しそう。中国のバスターミナルのちょっと殺気立ったような緊張感はそこにはない。バスに乗るとバスガイドさん?も添乗する。タイ語に何を言っているか分からないが、私の所に後で来て最低限の言葉を英語で伝えてくれた。バスはチェンマイを離れた。



 

 

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