バンコク滞在記2023その1(2)インスタ映えする古民家で

2月20日(月)日常の食事

今朝はゆっくり過ごす。やはり旅の疲れは確実に出ている(今も旅の途中だが)。昼にYさんといつもの食堂で、いつもの食事をすると、本当にホッとする。そしていつものおじさんから、いつものようにフルーツを買い、いつものような午後を過ごす。そんな日もあってよい。

夕飯は近所のマックへ行ってみる。何しろチェンマイではValue Mealが無くなっていたことにショックを受けたので、バンコクでも無くなったのか確かめに来た。だが予想に反して99バーツセットは健在で、いつもの席で食べる。チェンマイのあれは何だったのだろうか。それをある人に話すと、『スクンビット界隈でも、そんなセットはないよ』と言われて驚く。

マックは戦略的に、外国人が多い地域、地元民が買う地域などを分けているのではないか。白人にとってマックが160バーツでも高いとは感じられないが、日本人にとってはちょっと高い。どうやって店舗を分けているのか、少し興味がある。まあ私は近所で99バーツセットを時々食べれば満足ではある。

2月21日(火)優雅なランチ、久しぶりのディナー

本日は『名建築で昼食をIn Bangkok』で、Mさんが見付けてくれた古民家レストランへ向かう。ここは宿泊先から徒歩15分ぐらいだったので、暑い中を歩いて行く。正直入ったことのないソイへ行き、バンコクも広いな、まだまだ知らない所ばかりだなと感じる。そしてその道路脇にさりげなく、店の看板が出ていたが、建物の全貌は見えていないので、まさかここに古民家があるとは気が付かない。

入っていくと意外なほど古風な建物だった。お客は誰もおらず、奥の立派な席に案内された。折角なのでと周囲を見学し始めると、店の人が案内してくれ、2階まで見せてくれた。かなり広い家屋、どうやら100年以上前の商人の住まいだったらしい。仏間などの様子に何となく華人の雰囲気もある。

食事は勿論いつも食べている物よりは高いが、この空間で食べる、インスタ映えするセット、美味しいパッポンカリーなど、色々と楽しめてよい。2階は予約すれば、10人程度の会合も出来る。帰り際に見ると、中国人が数人でお茶を飲んでいる。ここをカフェ代わりに使えれば、それはそれでいい利用法ではないかと思う。

午後はリラックスして過ごす。夕方Yさんと待ち合わせてご近所のソントーンというレストランへ行く。恐らく10年近く行ったことがない店だった。ただ先日表でムーサテを焼いているのを見て、どうしても食べたくなり、Yさんに付き合ってもらった次第だ。まだ5時台だというのに、既に数組の客が食べている。我々の後から日本人グループが2組も入ってきた。いまだに日本人などの観光客に人気のようだ。

私はムーサテがあればよかったのだが、何と10本からしか売らないという。Yさんが交渉して、何とか6本にしてもらい、ようやく食べられた。ここのタレは美味しいと思う。Yさんは後ろでオーナー家族が食べている焼きそばの山を見て、これが食べたいと注文し、『こんな旨い香港焼きそばは食べたことがない』と歓喜する。

だが私にしてみれば、この程度の焼きそばは香港の飲茶屋ならどこにでもあると思ってしまった。そこで分かったことは、バンコクには広東料理屋は多くなく、また本格的に美味しい広東料理はバンコクでは食べられない、ということだった。魚は蒸した物が食べたかったが、大き過ぎて2人では食べられず、揚げた魚にした。ここのオーナー家族はどこから来たのだろうか。ちょっと興味が沸いてくる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です